お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第5章 冒険者ルーク1

第16話 屋敷に行くぞ!

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ルークの隣に居たラムセスが不思議な顔をする。

「ルーク様、何かございましたか?」
「ん?いや何でもないぞ。ほら、飯の途中だったんだろ?席に行くぞ」
「あ、はい」

二人揃ってウオル達の元に行き席に着く。

「すまんな、待たせた。だが、もう少し待っててくれ」
「お、ルークか?いや、それ程待ってないぞ?」
「しかし、この時代の飯も我らが冒険者をしていた頃と、余り変わらないのだな?」
「期待してたが……」

残念そうにテーブルに乗る皿の料理を見る。

「な?そんなに変わらないだろ?ハハハ。後悔してるなら山に戻っていいぞ?」

「ルークよ、それは……冗談でも言うな!」

突然ウオルが怒りだした。

「我らは。別に食べ物だけで、お前に着いて来た訳ではないぞ?」

とオルタが冷静に言う。意外だ………。

「そうなのか?俺の出した食い物目当てかと、思ってたよ?すまんな?」
「お前の出す食い物は、特別だ。あれは旨い」
「ま、そうだな?ルークすまんな怒鳴ったりして」
「気にしてないさ?別に……な。さて、これからなんだが……」
「どうした?」
「ああ、ギルドから金を渡されたら、後で報酬を渡すから、二人は別に宿を取るか?」
「ルークは、どうするのだ?」
「ん?俺とラムセスは、家があるからな。そこに戻る予定なんだよ」

そう告げると、ウオルとオルタは顔を見合わせてじゃあと言う。

「じゃあ、我らも、お前の家に行きたいぞ?」
「そ、そうなのか?何故?俺の家は貴族の家だぞ?大丈夫か?二人には、堅苦しいと思うぞ?」
「大丈夫だ!なんとかなる!」

本当かよ?騒ぎを起こさないと良いけれど。まぁ、ここに来ても何も無かったから大丈夫なのか?

宿屋で騒ぎを起こされても困るか……?仕方ない屋敷の離れが空いてた筈だ、あそこを使わせるか?

「はぁ~わかった。一緒に行くか?」
「おう!お前の家なら行くぞ。楽しみだ!」

「そ、そうか?だがもう少し待っててくれよ」

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