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第4章 独立

第15話 獣人の仕上がり具合では

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エルク兄上が、チャチャを入れるなとラインを睨む。

「成らば父上、兄上。半年でやりましょう?他の貴族に話す時間も有りますし、直ぐには進められないでしょう?私に段取りと仰って居るのでしたら、3ヶ月後に王都の屋敷を潰し。其れから国境の塀を造り始めませんか?」

それに話しが纏まらなくて、マクウェル家だけ独立と言う話しになるかも知れないし。違うかも知れない。

「そ、そうだな、そうしょう」
「ルーク、いつの間にそんなに賢く成ったの?」
「ライン兄、俺に失礼だ!」

良いながらラインにヘッドロックをお見舞いした。

「いて、痛い!や、止めろ!ルーク!」
「フフフ、思い知ったか!」

と、言いって腕を外した。

「痛いぞ!乱暴だな……お返しだ!!」

とヘッドロックを、返されそうになるが。そこは反射神経でかわす。

「ルーク逃げるな!大人しく、お返しさせろ!」
「嫌です!」

従兄弟と遊んで居ると、エルクに怒られた。

「いつ迄遊んで居るのだ!」
「ほら、ルークのせいで怒られたぞ!」
「ええ、俺のせいですか?ライン兄?」
「ライン、お前が五月蝿い。黙ってろ!」
「えぇ~!エルク兄、贔屓だ……」

やった!エル兄助かった有り難う。

「黙れ……」
「……………はい!」
「ゴホン……もう良いか?話を戻すぞ?」
「はい。父上すみません。お騒がせ致しました。其れで?」
「ルークには、その3ヶ月後迄は。領地のギルドでクエストこなして欲しい」

まあ、気楽で良いが……。成らば一つ提案をさせて貰おう。

「……分かりました。一ついいですか?」
「何だ?ルーク」
「獣人が居ましたよね?その者の仕上がり具合にも依りますが、同行させても宜しいでしょうか?」

あれ使えるなら、鍛えようか。

「構わんよ?あれはルークの下で使うのでな、好きに使えば良い」
「ありがとうございます。成らば仕上がりを見て使います。では、時期を見て動きたいですが……何時から動いて3ヶ月です?日程の取り決めは?それが決まらないと動けませんよ?」

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