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第4章 独立
第14話 売り払うにも曰く付き
しおりを挟むそしてエルクとルークが、領地に戻り。貴賓室で父に報告をすると、父がほっと肩を撫で卸した。
すでに、母とローズは退室しており残っていたのは父と従兄弟二人だけだった。
…………なんでだ?
「ご苦労だったな。あれには手を焼いたが、もう安心だな。それで……あの屋敷はどうする?」
「そうですね……三ヶ月後に潰しましょう。ルークと私で。三ヶ月経った頃にはもう……生きて居ないでしょうしね?魔法で綺麗にしましょう」
エルク兄、エゲツナイ恐えぇ!
「そ、そうか?成らば潰した後にどこぞの、貴族に売り払うか?」
「何処の貴族にですか?」
そんなの居ないだろ?
それこそ、曰く付きの土地に成るぞ……インベルトと、マルスが化けて出て来そうだな。
そんなどうでも良い事を考えていたら、父に話しかけられた。
「だが……ルークこれは、まだ暫くは動かんでもいいぞ?」
我らは段取りがあるからな。と言う……なに?段取りって。
「そう……ルークは、新年のパーティーが終わってから。暫くは領地のギルドで、未解決な以来をこなしてくれ。独立に陰が残らない様に、したいのでな」
「はぁ……ですが屋敷はどうするのですか。父上」
「そうなのだが、売却先もまだ決まってもない。三ヶ月後ならば一旦仕事を切り上げて、エルクと行くくらいは出きるだろう?」
何だか良いように使われてる感が……。
「まぁそうですが……父上?独立宣言はいつ頃の予定ですか?」
「そうだな?エルクどうするか………?」
「そうですねぇ……先に、城を造るのが先に成るでしょうから……」
父が何処からか、地図を出してエルクに尋ねる。
「此処に城を建てるとすると……何日掛かる?」
父が領地周辺の土地の丁度、中心辺りに円を書き入れる。
その記した場所を見ると、かなり広大な土地に成りそうだなと一目で分かった。
どうするかと、頭の中で色々考えてから話をする。
「兄上、此処は隣の領地でしたよね。私が動くのは、この領主との話し合いと、合併が出来てからですよね。今は殆んど、予定が立ってはないのであれば。……暫くは、私の出る幕がないですね。合併が決まれば……、私の方の仕事の日数は、それ程掛かりませんがね。段取りを良くしていかないと、乱が生じますよ?」
「あぁ、そうだな。ならば……期間は半年は掛かるか?」
「そうですね。私達の領土は、この周りの丸で囲った土地にに成りますよね?それなら国境を造り壁で囲う事から初めて、その後に城壁、城を造るで良いですか?」
「そ、そうなるな……それがあったな」
「あれ!珍しいねぇ~。エル兄が忘れるなんて?お疲れかい?」
「ライン!煩いぞ……」
フフフ。
マクウェル領地の開拓だよな!先にやるのはな。
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