お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第4章 独立

第11話 チェスターの悪意 8

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そして、王都の屋敷にエルクと戻るが……。その前に、フォルクスと他の専属執事を呼び出す。

(メッセージ、セバ、5分でフォルクス、ルイスを呼んでエントランスに来い。至急だ!)
(承知致しました。お待ちを)

ほんの数分待つと、呼び寄せた三人が現れる。

「お待たせ致しました。エルク様、ルーク様。お呼びで御座いますか?」

如何されましたか?とフォルクスが聞いてくるので一連の話を説明する。

そして、一連の説明が終わるとフォルクスが動き、サブ執事のマックとアレクを呼び二人に指示をだす。

「マック、アレク。マルスを此処に連れてこい」
「「畏まりました」」
「フォルクス?確認だ!」
「なんで御座いましょうか?」
「使用人の移動は全て順調に終っているのか?」
「ええ、全て終わって居ります。私の家族も移動は済んで居ります」

そうか、成らば大丈夫だな分かった。

「では、フォルクスは、父達の元に行け」
「は!承知致しました。失礼致します」

と、返事をすると父上達の元に向かって行った。

「エル兄?ルイスは連れて行くが良いか?」
「あぁ、構わんよ。ルイスこれを引っ張り彼方の屋敷に一旦戻るぞ」
「は!畏まりました」
「じゃあセバ。マルスが到着したら行くぞ」
「承知致しました。ルーク様」


そして、暴れるマルスをマックとアレクが押さえながら連れて来た。

「エルク様、それにルーク様。これは、どういう事で御座いましょうか?何故私が拘束されないと、ならないのですか」

何故だと、暴れるマルス。自分がしてきたことを考えれば、当たり前なのだがね?分からんの?

「何故もなにも、ないだろう?この固まりと、なにを企んでいたのだ?私達に捕まって当たり前の事を画策しておいて、知らぬ存ぜぬは通らんよ?マルス」
「そんな事は……知らないです」
「知らなくても良いぞ別に?じゃ、ほら行くぞ!マック、アレクご苦労。これはこっちで、片付けるから大丈夫だ。貸せ」
「は!では私達は、戻ります」

二人の執事は所定の場所に戻って行った。
エントランスに残しておいた、転移門をくぐり。王都の屋敷に戻り、インベルトはそのまま残して。俺がマルスを眠らせて、使用人用の寮に放り込んで結界を張った。

なんだかとっても簡単だな!
絶対目覚めないから……そのまま天に召されてるよね?多分……。

でも……地獄の門が開くのかな。


果してどちらなのだろうか?

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