お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第4章 独立

第10話 チェスターの悪意 7

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それでは、俺が幕を引くとしますかね。

「全く……他人は煩いね?成らば……サイレント、ドレイン、後はストップ此で良いかな?もう大丈夫ですよ?何言っても声が出ないし、動けない。多少持ってた魔力も、奪いましたから使えないですよ」
「ハハハ、ルークえげつな!でも、こいつには丁度良いのか?」
「全く腹が立つわ!これが王子に情報を流して居たのね!」

あ、これって言ったよなぁ~。良いのか?
母上、はしたないですよ(笑)

「あぁ、全く育てた恩も忘れ。何足
ることか!」

本人知らなかったのだから……恩など感じて無いのでは?

「お父様。私こんな人をお兄様と、呼んで居たのですね………はぁ~。(気持ち悪いわぁ~)」

と、ローズは溜め息を盛らす。

「ローズそう言うなよ、所詮こんな奴なんだよ!そう思ってろよ?」
「そうですわね………」
「ルーこいつに、結界張ってるのか?」

兄上、いきなりどうしたのかな?

「いえ?結界は張ってませんよ他の魔法は掛けてますが。ですが、どうするのですか?」
「こいつ、ベルガモットを継ぎたいのだろ?それは無理だが。堕ちたランドリアを名乗れば良いのでは?だから前の屋敷……勿体無いが。あちらを差し上げれば良い。ルークあの屋敷は結界張ったままだろ?」
「ええ、誰も通れない様になってますよ?」
「て、事は……ギャハハハ!中に居る者も、出れないと?ヤッベ!マジ超~受けるんだけど」(笑)

受けると笑うライン。
まぁ~楽しいな…………俺も笑いたい。

「水は?ルーク」
「え!あぁカミル兄?塞ぎましたよ?水1滴出ないですね」
「なら……送るか。なぁ……リエル」

父も同意ね……母は?

「そうねぇ、彼方の屋敷は古いしね?此方の屋敷はルークが、改装してくれたから。住みやすいわよね……良いわよ?どうせならマルスも付けて挙げれば、良いのではないかしら?」

あっ!同意ですか………………。

「成らば、彼方へ送りますよ?」
「……分かりましたよ!エル兄上、兄上も付いて来て下さいね?こいつ運びますから。セバとルイスも呼びますよ?」

「なぁ、どうやって運ぶんだ?ルーク?」

 満面の笑みでラインが聞いてきた。

「ん?ああ、こうやって浮遊の魔法を掛ける」

インベルトに浮遊魔法掛けると、フワリと足元が浮かぶ。まるで風船だな、ハハハ。

「おお、スゲー相変わらずスゲーな!ルークの魔法は。なぁ、俺にも教えろ!」
「ライン、それは後ですよ?」ニコリ。

お!流石のカミル兄様も怒ですね?助かります。

「ちっ!分かったよ。ルーク絶対だからな!後で教えろ!」

分かりましたよ、と言ってラインをあしらう。

「カミル兄様、有り難う。じゃエル兄様、行きますよ?」
「では、父上。行ってきます」

父に断ると、エルク兄上と俺がフワフワと浮かんだままの、インベルトを連れて貴賓室を出た。



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