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第4章 独立
第3話 チェスターのお惚けは、演技か?
しおりを挟む「理解が早くて、助かるよルーク」
「はぁ、エルク兄上………」
エルク兄様に顔を向けて、手助けが欲しいと頼みますかね?
俺だけでも良いけど、目立つのは勘弁願いたい。
「(何だルーの目線が……)ん?何だルーク?」
「手伝って下さい……」ペコリ♪︎
「(珍しくルークが頭を下げた?あぁ、目立つのは嫌だと?全く可愛い弟だよ……)フン!当たり前だろ?お前一人に任せるにも、規模が大きすぎるしな。カミルと三人でやるから大丈夫だよ。なぁカミル?」
「あぁ、大丈夫だよ。楽しみだね、ルークの魔法をこの目で見れる」
「何ですか?それは、カミル兄様?」(笑)
「あ、それ俺も俺も!ルークの魔法ってスゲーんだろ?俺も聞いてるし、この屋敷を見れば分かるしな?」
「カミル、ラインそれは後だ!取り敢えず、場所を地図で確認するぞ……」
地図を広げて父上と兄、従兄弟で場所の確認をする。
「えっとここ我が領地ですよね?父上」
「そうだぞ、ルーク」
「サリバン家の領地は、一貴族の領地を挟んでましたね?」
「そうなんだよ!ここの男爵の領地が、邪魔なんだよな!」
「これ!ラインそんなこと言わない!でも邪魔ですね?プチっとしますか?」
こ、恐ぇぇ……にっこり笑って言うことエグ!
カミル兄様要注意ですね?
所で?なんでチェスターは、この輪に入らんの?
まぁ、どうでも良いけど。
「で?どうします?」
「ここの家はサリバン家が何とかしましょう!そしてここをこう……繋げて」
「ほぅ………一つの国のが出来上がる?」
「そうだな……そうするか。この領地は落ちぶれ男爵家の筈だからな、義兄上と協力すれば直ぐだな」
さ、さいですが……貴族って恐ぇぇです。
「そ、其でしたら暫くはなにもしなくて良いでしょうか?」
「そうだな……ルークは未だなにもしなくていいぞ。だが王都の方は直ぐに潰すか?」
「叔父上それなら更地にして売りに出したら如何ですか?」
「それは、考えてるよ。カミル抜かりはないぞ」
へぇ……いつ決まったの?俺は知らない。
「なら確認ですが父上、兄上。カミル兄様達?」
「何だ?ルー」
「領地の結合は、いつに?」
「それはサリバン達が此方に到着後してお隣を何とかしてからお前に頼むよ」
「なら向こうの屋敷の整理だけに?」
「ま、そうなるが。ルーには臨機応変でいて欲しいのが本音だ」
「はぁ?何ですかそれは?」
「ほら、奴らのこともあるしな?冒険者にも戻りたいだろ?」
「ほぅ?なら自由にさせて貰えると?」
「ああ、此方か何かあったら頼みたいからな」
「分かりました。ではそのようにしますよ」
これで話しは終わりだな。
「それでだ、チェスターにエルク。お前達は私達と一緒に明日王都に戻り、登城するぞ良いな?」
「はい、分かりました」
「父上?登城などして、どうしろと?」
その言葉を聞いた全員がため息を付く。
「「「「「「「はぁ、チェスター」全く」…」…」…」…マジか」…?」
ラインだけは反応して、ローズはまぁ想定内だ。(笑)
相変わらずの、チェスターのお惚け反応……。
芝居なのがバレバレだ……、お着きのマルスも……今回はエルク兄上と、相談しなくも良さそうだな?
一体なにを考えて、足掻いているのやら?
ちゃんと教えて貰って、此処で方を付けるか……全く下らない。
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