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第3章 誕生日パーティー
第48話 誕生日パーティー当日 8
しおりを挟む母達から距離を取り従兄弟達を眺めていたら、横目にメイド長とフォルクスが、何やら話し込んでいるのが気になった……どうした?
母達が話す輪から一歩下がり、小声でセバスに声を掛ける。
(セバ!)
直ぐにセバスが依ってくる。
「ルーク様、お呼びですか?」
「何やらトラブルか?フォルクスとメイド長が話をしているぞ?」
ほらあそこだ、と言って目線をフォルクス達に向ける。
「あぁ、その様ですね、伺って参りますか?」
「そうだな……そうしてくれ、トラブルじゃなければ良いが」
そしてセバスが、フォルクスの側迄行き話をして直ぐに戻ってきた。
「ルーク様そろそろお帰りの、お客様がいらっしゃるらしいです。どう致しますか?」
「トラブルでは、無いんだな?だったら母上に一言断りを入れてから、俺は向こうの結界に細工をしてくるよ」
「そうで御座いますか?では、私もご同行させて頂きます」
「あぁ、宜しく頼むよ、母上に話さないとな」
そして母上の側に行き事情を小声で話す。
「分かったわ、ルーク頼みます。お見送りはフォルクスが、段取りをするでしょう。私達はこのまま、お客様のお相手をしているわ」
「そうですか……では、母上宜しく頼みます。私はあちらで段取りをしてから、戻って参ります。では後で」
「お願いねルーク」
短いやり取りをして王都の屋敷に戻る。
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