お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第3章 誕生日パーティー

第47話 誕生日パーティー当日 7

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「ルー兄様、こちらに要らしたの?」
「ローズ!私より、従兄弟殿達に挨拶だよ!ほらしっかしないか!」 

 ローズを従兄弟の前に立たせ、挨拶しろと正す。全くこの子は残念な妹だな……。
 しかし、今度は俺の腕を引っ張ってきた。

「ですが、ルー兄様?カミル兄様とライン兄様には、先程ご挨拶親しましたもの」
「こら!ローズ!」
「ハハハ、相変わらずルークにベタベタしてるのか?ローズは子供の頃から変わってないんだな?」
「ライン兄様意地悪ですわ、私も大人です。でもルー兄様は特別ですわ」

 エルクが眉間に皺を寄せ呆れる。

「ローズお前は……」
「エルクお兄様呆れないで下さいまし。カミル兄様とライン兄様達とご一緒に、あっちでお話でもしてらしたら?」
「ローズ何故?兄を無下にするのだ?エスコートしてあげただろ?」
「それは……ありがとうございました。ですが私はやはりルー兄様が良いです。ルー兄様?今日の御召し物……凄く似合っていますわ、お母様がルーお兄様の、お衣装をお選びに成ったなと、伺いましたが。……後でダンスのお相手も、して頂きたいですわ。それに学園のお友達にも、自慢するんです!」ウフフ。

妹よ?何故そこで笑う?

すると何処からかローズを、叱咤する声が聞こえてきた。

「ローズいい加減にしなさい!お客様も見ていますわ全く仕方のない子ね」

後ろから登場してくる母に、若干引くがここは挨拶を……。と誰でもそう思える程の迫力が有ったので、直ぐ様従兄弟殿達が挨拶をする。

「これは叔母様、先程はちゃんとした挨拶も出来ず、申し訳ありませんでした。本日はお招き下さりありがとう御座います」
「叔母様、お久しぶりですね?お元気そうで何よりです。本日はローズマリアの誕生日と聞き、懸けけ着けましたよ」
「ええ、先程のご挨拶に続きありがとう。カミル、ラインもご活躍だそうね?お姉様から聞いてるわよ」ウフフ……。

母上笑顔が恐いです!落ち着きましょうよ母!
巻き込まれそうだな……それは嫌なので他人の振りだ!ハハハ!
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