お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

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第3章 誕生日パーティー

第44話 誕生日パーティー当日 4

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時は遡り、ローズのパーティーが開催される、直前にローズがごね始めた。

ローズの支度はしっかり、出来上がってお飾りには両親からプレゼントされた、宝飾品とエルクから受け取った、ブローチを身に着けていた。
そして、招待客の前に出る少し前に。

「何で、ルー兄様が、いらっしゃらないの?」 

と、ローズが言い出した。

「ローズ……ルークの件は、昨夜伝えた筈だが?」
「そ、そうですが。お父様………でも」
「ローズ……貴方今日からは成人ですよ?いつまでも子供のままで居られては、困ります。聞き分けなさい」

「……分かりました、ごめんなさい。お父様、お母様それにお兄様達も、今日は宜しくお願い致します」

両親、兄達に頭を下げて謝る。

「良くできました。ルーもそろそろ来るよ、遅れると言ってもほんの数分の事だ」
「分かりました。エルクお兄様では……参りましょう」
「私も居るのだがな?ローズ?」
「フフフ、それは申し訳ありません。チェスターお兄様、お兄様も宜しくお願いしますわ」
「あ……ああ」

そして執事がパーティー会場である、大ホールの扉を開け両親が先に、ホールに入って行った。
それに続いてローズも、兄二人にエスコートされホールに入る。

そして、先に父が挨拶をする。

「お集まりの皆様、本日は私の娘ローズマリアの誕生日の為に、お集まり頂き感謝する。当家の長女が無事に16才を迎える事が出来た」

後ろを振り返り私を手招きし、エスコートをして舞台の中央に立つ。

「それでは、ローズマリア挨拶を」

父が、私から離れたので、カーテシーをして頭を上げて挨拶する。

「皆様本日は私の誕生日為に、お集まり頂き有り難う存じます。皆様のお陰で私も無事に、16才を迎える事が出来ました。ですがまだまだ未熟な部分が、多々在るかと思います。これからも皆様の御指導御鞭撻を頂き、成長して行きたいと、存じますので宜しくお願い致します」

挨拶が終わり、父が再び声をあげる。

「それでは、ローズマリアの誕生を祝して乾杯」
「「「「「「「乾杯」」」」」」」


そしてローズの、誕生日のパーティーが始まった。
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