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第3章 誕生日パーティー
第34話 朝食にサンドウィッチを
しおりを挟むセバスがローズのお茶を給仕する。
「セバスありがとう」
礼を言いながらティーカップを受け取り一口飲む。
「美味しい、ルー兄様。セバスのお茶美味しいですわ」
「ははっセバ、ローズが誉めたぞ良かったな」
その言葉を聞き、セバスが笑って返事をする。
「それは嬉しいですね。ローズお嬢様に御茶をお出しする何て、滅多に無いですからお褒めいただき、ありがとう御座いますローズお嬢様」
しっかりローズに礼をする。
「フフフ、どういたしまして」
そこへ母がメイドの、リタを連れてサロンに入った来た。
「あらローズ、マルレイはどうしたの?」
「お母様、おはよう御座います。マルレイは今、お部屋整理をしていますわ」
「そうなの……?セバス私にもお茶を」
「畏まりました。少々お待ち下さいませ」
「おはようございます、母上。母上こそ珍しいですねナタリは?」
「ルークおはよう、ナタリは今日は無理よ!だから暫くリタが専属なのよ。あっ!セバス有り難う」
セバスからティーカップを受け取る。
「ルークは?サロンで朝食ですか?」
テーブルに有るサンドウィッチを見て母が聞いてくる。
「ええ、今朝は使用人が皆、忙しくしていますからね」
「美味しいそうね、私も頂きたいわローズは?」
「え?私は大丈夫ですわ、其よりもお母様、見てください」
「そう?ルーク私にも、サンドウィッチ下さらない?」
母はマイペースだ、自分の意見が先に立つ、特に空腹時は逆らわない事にする。
「分かりましたよ、私と同じ物で宜しいですか?」
母がニッコリ笑ってそれで良いと返事する。
「それでは、此方をお召し上がりください母上」
コトリとサンドウィッチが乗った皿をだす。
「美味しそうね、中は何が挟まっているの?」
「タマゴと、海老カツと、ツナマヨと、ハムチーズと野菜、ですよ」
「種類が多いのね?どれから頂こうかしら?迷うわぁ……」
サンドウィッチぐらいで、迷わないで欲しいが女性は皆そうだな、まぁ好きに食べてくれ。
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