お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ

文字の大きさ
上 下
81 / 428
第3章 誕生日パーティー

第22話 領地の屋敷にて フォルクスside 2

しおりを挟む


中ホールで、新年の飾り付けをセバスとしていると、なにやら入口から自分を呼ぶ声がしたので作業の手を止めた。

「セバ?今、……俺呼ばれたか?」
「はい。その様ですね?どうやら、フォルクス様が要らした様です。また、王都からの厄介事かも知れませんね」
「セバやめてくれ(フラグ立てるの)」

フラグと、言っても通じないだろうから『やめてくれ』にした。

「セバ仕方がない。手を止めて、フォルへ声を掛けてくれ」
「承知。フォルクス様、ルーク様は此方にいらっしゃいますが。何か急なご用ですか?」

すると、フォルクスは大体の場所が分かったのか歩いてルークの場所までやって来た。

「ルーク様。お忙しい中、訪問致しまして申し訳御座いません。実は、王都屋敷で急な変更が在りました」
「フォルが来るんだから、緊急なんだろう?」
「ええ、御理解が早くて助かります。詳しい事は、旦那様よりお話が在ると思いますが。実は、ローズ様のパーティーは、こちらで開く事と成りました」
「へぇ~、そうなんだ、で?」
「従って、中ホールにご用意致しますので。申し訳御座いませんが、マジックバックを数点お借り出来ますでしょうか?」
「フォルクス待て。今、中ホールと言ったか?」
「ええ」
「ここが、中ホールだが?」
「あぁ、そうで御座いました。私とした事が、うっかり間違えました。では、大ホールで少し余裕を持たせましょう」

なんて事でしょう、私とした事が計算ミスを……。
ですが、流石ルーク様です。直ぐに気が付き指摘していただきました。

「多分その方が良いぞ。フォルクス疲れてるな大丈夫か?」
「ええ、大丈夫で御座いますよ?」
「そうか?でも、これを飲むと良いぞ?」

何やら?瓶を一本お出しになり私に下さいます。

「ルーク様、これは?」
「あぁ、それは……疲れが取れるぞ!良いから飲め」

頂いた瓶を眺めますが、わかりません。
飲めと、ルーク様が仰いますが……。

「フォルクス様。それを飲むと、疲れが取れますよ。私も偶にですが、ルーク様から頂き飲みます」

セバスがフォローする。ナイス!

「分かりました。では失礼してルーク様、頂きます」

瓶のコルクを抜き一気に飲む。
すると、甘くのど越しの良い飲み物だと分かり飲んだ瞬間に、疲れが取れて行く感じがした。

「ル、ルーク様これは?一体」
「ん?それは、疲れが取れるポーションだよ」
「ポーションですと!」

なんと!!ポーションを飲んでしまった。


しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

転生貴族のスローライフ

マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である *基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

弟に裏切られ、王女に婚約破棄され、父に追放され、親友に殺されかけたけど、大賢者スキルと幼馴染のお陰で幸せ。

克全
ファンタジー
「アルファポリス」「カクヨム」「ノベルバ」に同時投稿しています。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜

青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ 孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。 そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。 これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。 小説家になろう様からの転載です!

幼女と執事が異世界で

天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。 当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった! 謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!? おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。 オレの人生はまだ始まったばかりだ!

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫
ファンタジー
 孤児院出身の僕は10歳になり、教会でスキル授与の儀式を受けた。  僕が授かったスキルは『眠る』という、意味不明なスキルただ1つだけだった。  そんな僕でも、仲間にいれてくれた、幼馴染みたちとパーティーを組み僕たちは、冒険者になった。  それから、5年近くがたった。  5年の間に、覚醒したスキルを使ってパーティーに、貢献したつもりだったのだが、そんな僕に、仲間たちから言い渡されたのは、パーティーからの追放宣言だった。

生まれる世界を間違えた俺は女神様に異世界召喚されました【リメイク版】

雪乃カナ
ファンタジー
世界が退屈でしかなかった1人の少年〝稗月倖真〟──彼は生まれつきチート級の身体能力と力を持っていた。だが同時に生まれた現代世界ではその力を持て余す退屈な日々を送っていた。  そんなある日いつものように孤児院の自室で起床し「退屈だな」と、呟いたその瞬間、突如現れた〝光の渦〟に吸い込まれてしまう!  気づくと辺りは白く光る見た事の無い部屋に!?  するとそこに女神アルテナが現れて「取り敢えず異世界で魔王を倒してきてもらえませんか♪」と頼まれる。  だが、異世界に着くと前途多難なことばかり、思わず「おい、アルテナ、聞いてないぞ!」と、叫びたくなるような事態も発覚したり──  でも、何はともあれ、女神様に異世界召喚されることになり、生まれた世界では持て余したチート級の力を使い、異世界へと魔王を倒しに行く主人公の、異世界ファンタジー物語!!

パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す

名無し
ファンタジー
 パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。

処理中です...