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新たな町へ
675話 拠点のギルドから
しおりを挟むって、事で………。
初級の回復薬を三百本でギルドに売ったったぜ!
何だか怪しげな事をほざいて居たが、それは俺の知った事ではない。
ちゃんと俺に迷惑が掛からないと言う誓約書にサインさせたし。
ギルマスにちゃんとかきかきφ(..)させたぜ!
薬は三百本でなんと、白金貨十枚となりました。
初級でだけど良いのかな?
なんか買取の値段が上がってた気もする。気のせいかな?
高くても良いから買いたいらしいし。
あれだ、無理してでも買わないと品薄って事なのか?
だったら、この先大変なのでは?
薬が手に入らない人が出るなんて事があるのかな?
俺は、買わないからわかんがな。
今度何処かの店で買うって、、待て薬って何処で買うんだ?
こんど、ニングスに訊いて見よう。
だけど、エンバルのギルドもにこれに近い額を出してたような?
はっ、得をしてたかな。
ん~忘れたわハハハ!
さてさて、ギルドからも何とか逃げ切ったので屋敷に戻るかな。
取り敢えずまた落ち着いたら顔を出すと約束はさせられたけど。
それで、逃げられたから暫くは放っておくよ。
っということで、俺は町を出てから少し歩き人目がない木陰を探して歩き、そこからワープして自分の部屋に戻った。
屋敷に戻った俺は部屋を出るとリビングまで行く。
珍しく階段を使ってね。
この時間は未だ使用人の皆は、お仕事中。
昼飯が終わって休憩も終わったって時間だ。
ゆっくり階段を下りてると、仕事中のマイナに出会した。
「あっ! 旦那様だ!」
「おう、マイナ掃除中かい?」
「おう、じゃ無いです。お帰りなさい」
ペコリと頭を下げて挨拶してくる。
「そうだったね。はい、ただいま。で、マイナは掃除中かい?」
「うんそう、でもあそこが届かなくて困ってるよ」
窓の一番上を指して困り顔をするマイナだ。この顔も可愛いったら。
うちのメイドや執事筆を頭に、男性諸君も含め皆美男美女で目の毒だな。。
良い意味でね。
「マイナ、脚立は?」
「何故か出払い中」
「脚立がか?」
「そう。多分庭で使ってる」
「そうか、なら屋敷の中専用で一脚出すよ」
「我が儘言うと、出来れば大きさが違うのが欲しい」
「大中小?」
「そう、それ!」
そうか、困ってたんだな。
マイナは身長が低めだ、多分百五十センチ、ギリギリだと……思う。
でも、セクハラに成るからそこには触れないがね。
「じゃ今は、あそこに届く大きい脚立を出せばいいか?」
「うん、仕舞うのはカナル捕まえて仕舞って貰うから大丈夫。旦那様は、お仕事頑張って!」
「いや、仕事を終わらせて帰って来たから、今からリビングでお茶をと思ってるんだ」
「そう? ならゆっくりして下さい」
「はいはい、マイナはお仕事頑張ってな。困ったら何時でも言ってくれ。俺が居なければ、ニングスとかケイルスに相談する事。良いね?」
「はい!大丈夫。毎回言ってる」
「ハハ、そうか。なら安心だ」
「そう、今回は偶々。あっ、他の脚立もここに出して? カナルに遣らせる」
カナル、マイナに何をした?
罰ゲームに成ってるぞ。
「了解だ。ホラよ、気を付けろよ?」
「うん!」
おい言い方。
脚立を取り出して遣り、俺は再びリビングを目指して階段を下りる。
すると、二階に差し掛かった時にケイルスと出会う。
「旦那様、お帰りでしたか」
「おう、ケイルスくんただいま。さっき戻ったぞ」
「旦那様、お帰りなのは良いですが」
「なに?」
「ちゃんと門から帰って来るとかしないですか?」
「………しないよ。歩くの面倒だし」
「とは言っても、往復のキックボードがあるではないですか!」
「あれは君達用だぞ」
「旦那様も使って下さい」
「まあまあ、そう下らない事で怒るなって」
「怒ってはないです」
「それなら良かった。この話はもう終わり。ケイルスは此から何処かに行くのかい?」
「ええ、グレドと買い出しです」
「そうなんだ」
「そういえば、最近取引している店から出し渋りされていまして、少し困ってるのですが」
「はぁ~そうかぁ~。そう来たか」
多分、あの領主経由でギルドからの圧力だろうなぁ~。
「はい……」
「それは困ったねぇ~」
とは言え、怒鳴り込みに行ける程の地位でもないしなぁ~。
たかが、Aランクの冒険者だし。
「だけど今……ここで話す事ではないね。上に行くかい?」
話し合わないとな。
「はい。ですがニングスも話に加わらないと成らない話では?」
「そうだった。けど、ケイルスは買い物に行くんだろ?」
「そうですけど」
「だったら話は後だな。俺は今リビングに行こうと思ってたんだよ」
「そうでしたか。でしたら、リビングに向かいましょう。グレドも待ってる筈ですから」
まあ、食料は此方で出せるけどなぁ~。それだと使用人達が問題だよな。
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