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新たな町へ
641話 踏ん切り。
しおりを挟むなんか二人に怒られたがまあ良い。
それに移住も却下されてしまったぜ。
くすん。
色々遣りたいのに…ああ!そうだ、こっそりやれば問題はなし?
店はこの町では無理だしな。
それなら何処かの町のギルドを開拓するとか。
良さげな人を探しつつ、運が良ければ…あっ運気上がってたよね。行けるか?
それなら、何処かのギルドに商品流すか。でもなぁ~少し心配なことが有るんだ。
「で、でもさぁニングスくん」
「なんでしょうか?」
「お前息子どうすんの?あっ、ケイルスくん居ても大丈夫?」
「はい、一向に構いません」
「私が居ても良いのですか?」
「構いませんよ。この屋敷に居る方たちは、私の家族みたいた者ですからね」
「そ、それはまた……懐が大きいと言うか何というか…」
「ハハ、ご主人様には叶いませんけどね。ケイルス、もし私が困ったら助けて貰えるんでしょ?」
「そうですね、微力ですがお力になれればと」
「それは有難い。旦那様、と言うことですので、お話を続けて下さい」
「そう?ならこのまま話そう。グレドの所も心配だけど。(あそこは三人居るし、下はまだ幼いから大丈夫だとは思うけどね。)ニングス、君の所方が近々の問題だよね。主に息子さんの問題」
「はぁ~まあ、そうですね。あれはまだ未熟ですけどね」
「それはまあ、何とも言えないけどさっ。実際、人の家の事情かだから、口をだすのはお門違いだとは思うけどね。彼、そろそろ反抗期に入ってない?俺が言うのは何か違うけど」
「ハハ、まあそうですね。最近…いえ…旅の途中でも、息子とは余り会話がありませんでしたし。ですが、まあそんな中でも、何とか対話を続けてました。どうやら馬車の中が楽しかった様で」
「そう、それは良かったけど。でも、彼は今はまだ屋敷の環境に慣れないだろうから、おとなしくしてくれてるけどさっ。この先は、大丈夫?」
「そ、それはまだなんとも。(しまった、息子は商人に成ると言ってたが)」
「なんともかぁ~。ま、今は部屋も一緒にしてるけど、息子さんが別の部屋に移りたいと言い出したら、部屋は移動させても大丈夫だから。そこはニングスに任せるけどさっ、息子さんの意見をちゃんと聞いて話合ってね。後々トラブルはごめんだよ?」
「ご心配して下さり有り難うございます。これからの事はちゃんと息子と話て決めますので」
「そう、なら今回視てきた物件断るからね」
「はい、お願いします」
「で、ケイルスくんも納得かな?」
「私は賛成ですね。寧ろちゃんと断って下さい。そんな怪しい物件、是非断って下さいね。まったく…怪し過ぎますよ」
「了解。なら、その方向で方を着けますよ。近いうちにギルドに行って断ってくるよ。そしたら、問題解決かな?」
「そうですね」
「じゃ、話は終わったな。次は…この足で、君らの執務室に案内だな。実は君らの執務室も同じこの階にあります。俺と他の使用人達が話し合う合同の執務室も、この階だからね」
「ああ、だから下の階に執務が無かったのですね」
「そうそう、三階迄は客も入れる様に解放的にしたけど、四階は別。この階からは、絶対に屋敷の人間しか入れない造りだ。そして、五階と屋上の全部は俺が使うのさっ! 従って、五階と屋上は使用人全員侵入禁止な。皆にも厳重に伝えてくれな。ここ大事だぞ」
因みに四階は、執務室とジムとそれから大人の遊戯室。(ここは、まあ、、なんだ、色々遊べる的な? 部屋だな。ちょっとしたカジノ風のスペースだな。勿論金は賭けはさせないけど。それ以外の遊びを例えば景品交換だな。あとは、ビリヤードとか卓球とか、ミニボウリングとかを造ったから遊べるとは思う)それに図書室を完備した。
「承知しました」
「では、旦那様の部屋には以前の様に電話で連絡を取る形で?」
「そうそう、君たちの執務室とリビングに電話器があるからね、それで俺に連絡して下さい」
「了解です。しかしあの、電話器とやらは便利ですね」
「ん? そ、そうかな…」
「そうですよ、わざわざ旦那様を探さずに済みますからね」
「う、うぅ~んそう?」
「ええ、なんなら庭にも置いて欲しい所です」
「アハハ、それは無理だな」
物件の件まあ踏ん切り付いたな。
さて、ギルドへ断りに行くとしますかね。
だけど、ギルドに行くとき、誰かお着きを付け感じに為りそうだよね。
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