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新たな町へ
640話 お話続行。
しおりを挟む二人の執事が使う執務と、応接間のシャンデリアも有るけどそこはランクを下げた。
でも、この世界の貴族が使うシャンデリアよりは豪華だぞ。
何せ俺が造ってるし。
無駄に豪華、ローソク使わない。
電気だし。
配線は魔法で何とかなった。www
ほんと惜しいよな。
今回の屋敷は、無駄にだだっ広いから色んな部屋がある。だから説明は面倒。
誰に?
おっと、話がずれた部屋の説明だな。
だから誰にだ?
入口を入ると一番先に目に入るのは、ソファーセット。それとテーブルが鎮座してる。
で、そのまた後ろにドでかいデスクと椅子。
その後ろには、だだっ広いガラス窓とカーテンが目に入る。
左右の壁側に置いたのは、書棚とガラス棚を設置した。隠し扉は敢えて設置してない。
右端に置いた書棚には、適当にこ難しい本を陳列した。古本屋で買い漁った。で、反対の左端に置いたガラス棚には、宝飾品とか、まっetcetcを飾って見た。キラキラしてる。
《ここは、貴族に視られたら一発でトラブルになりますね》
『まあ……そうね。そうなると思う。俺の自己まんだもん』
《はぁ~》
何せこの飾って有る品々は、前の屋敷の客間に飾った物をここに移して、そして数を数点程増やしたのだ。
一階の応接間は、余り派手な飾りを置かない事にした。(トラブルの元)
《今さらですね》
『すんません』
居間は、ソファーセットとテーブルだけを置いた。
要は応接セットだね。
後、サイドボードは置いたけど
何もないと寂しいしな。
でも、色味も地味な引き出しと扉付きのやつ。この中には適当なグラスや各々小物を中に入れて仕舞った。
使わないだろうけど。だからブランドもハイブランドではない物を。
サイドボードの上の飾りは、写真立てと時計と花瓶だけを飾った。
花瓶には花を入れて飾っても良いが、まあ毎日変えるのも手間だ。
花を飾らなくても良い。
誰が花の世話を遣るって話よ。
マイナたちに負担は掛けられん。
何せ、屋敷にはメイドとハウスキーパの、二人しかおらんのだよ。
屋敷の中の掃除には手間が掛かる、何せ今回屋敷がでかく成ったしな。それに、メイドの仕事は掃除以外にもする事が多い筈だ。だから床掃除の掃除くらいはこれ!
お掃除ロボットだ!是非頑張って欲しいものだ。お掃除ロボ頑張れ!!
それに、執事たち二人はそこまで細かい事はしないだろうし。ニングスも子供の世話で、細かい所は手が回らないだろうしな。
あっ、ニングスにはこの話もせんとならんな。
っと、言う事で、二度言うぞ!
お掃除ロボ頑張れ!!
それはさておき…話があちこちに飛んだが、元に戻る戻す。
「さてさて、お二人さん」
「はい」
「は、はい」
「まあ、そこに座んなさいな。部屋に驚いてるのは分かるけどさ」
話が出来ん、座って下さいよ。
「では失礼します」
「失礼します」
「それで、お話とは?」
「あのですね、実はですね俺、とある物件を探しに出掛けたのですよ」
「とある物件ですか?」
「探しにって、どちらへ?」
「それは、町の商人ギルドへね。なんとなぁ~く良い物があればとね」
「はぁ~それで?」
「良い物件?それは何故」
「まあまあ、訊きなさいよニングスくん。で、ギルドで紹介されて、物件視たんだよね」
「失礼しましたが……」
「はぁ?」
「でもね、そこ気に入らんの」
「えっと…」
「だから断る」
「あの……旦那様?」
「なに?ケイルスくん」
「話が見えません」
「ケイルスの言う通りですね」
「ん?? 見えない?」
「そう、見えませんねぇ」
アハ、話をはしょったか?
《大部分を、ですね》
『アハハ。俺話ベタね。♡』
《キモ!》
「あの、旦那様ちゃんと筋道立てて話して下さいませんか。主語しか訊こえません」
「アハハ、済まん。えっと何処から話そうか」
「申し訳ありませんが、ちゃんと一から文章にして話して下さい」
「り、了解だ。えっとな………つまりな……」
と、俺は二人に俺の考えをつらつらと話して訊かせた。
「そう言う訳なのだが、二人はどう思う?」
「どう思うと、訊かれましても」
「私は反対ですよ!是非、えぇ是非その物件とやらの話はお断りして下さい」
おっとニングスくんがオコです。
「うん、だから断るんだが…良いの?ニングス。断って」
「構いませんよ。私と息子の事を思ってとか要りません。必要ないです。それから、移住の件も無しです」
「ええ、移住もか?」
「そうですよ、この町で暮らしましょうよ。あの馬鹿三人は、放って置きましょうって」
おお、ケイルスくん強気だね?
だけど仮にもお貴族様にギルマスだぞ?
「だけど逃げ場は作らんかね?」
「旦那様、爺臭いですよ? 逃げるは恥です」
「なにそれ? 立ち向かっても良いの?俺」
「まあ遣れる所迄は?」
何処までだぁ!!
加減が分からん。
「なに、その疑問符は」
なぜ疑問符で話す!
良いのかなぁ~。
住めなくなるぜ、ここに…。
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