上 下
680 / 761
新たな町へ

615話 これなに?

しおりを挟む


 夕食の席に顔を出すと使用人たちから驚かれ何処に行ってたと質問責めにあい、そしてお帰りと言われて少しワタワタした。

 子どもらがにも何処に行ってたのかと聞かれ…困った。

 遊びに行っていた訳ではない…けしてないぞ!
 だから…仕事に行ってたと言うが……ラルフくん以外はきょとんととしてた……アハハ分からんよな。
 美味しい食事を楽しんだあと、その夜は早めに部屋に引き上げた。

 ケイルスくんとの仕事はまた明日だな。
 すまん…少し休む。




 翌朝、目覚ましで目が覚める。

 自室で目が覚めるのも久しぶりだ。

 さて、今日は朝食を取った後でする事は、ガインとケイト付き添って貰って畑の見回りをするのだ。
 二人には夕べのうちに話をしてあるから早速向かうことにする。

 
 特に畑には用事はないんだけど……野菜の種の補充やら壊れた道具があれば交換と思ってる。
 それと、ガインとの打ち合わせもだ。
 先ずは畑の様子を見るか。

「旦那、畑の何が気になるんだい? あたしちゃんと世話してるけど」

「ハハ、それは分かってるよ。いつもありがとう」

「な、なんかテレるねぇ。あ、あたしだけがここを世話してる訳じゃないけどね」

「そっか、じゃみんなにボーナスでも出すかね」

「ええ!そうかい? それは助か…あっ」

「なに?ケイト何か金で困ってるのか?」

「い、いやそんなんじゃ無いよ。ボーナス楽しみだなぁ~アハハ…」

 なんか、隠してるのか?
 でも本人が何も言って来ないなら放置だ。
 やたら人の秘密に首を突っ込むのも良くないしな。

《ドツボにはまって身動き出来くて泣き付かれも知りませんよ?》

『それは…困るが…しかしプライベートにまで首は突っ込み難いぞ』

《それもそうですね…》

「ま、困って無いなら良いけどな。でも何か困ってるなら相談してくれよ? 手遅れに為る前にな」

「分かってるよ。で畑でなにするんだい?」

「ん~様子をみにきただけだけど…それと野菜の種の補充に農具の…おや?」

 畑の作物を見回せば季節を無視している色んな野菜が実のってる。
 のだが……一部枯れてるけど?
 彼処だけなんでだろう?

「ケイト、彼処だけなんか、枯れてるよ? なんでかな?」

「えっ何処……」

「ほら彼処」

「ん……あ!彼処かい?」

 二人で何かが枯れた場所を眺める。

 ケイト…何故眺めるだけで動かない?

 よし!俺が確認しに行こうと足をなにかが、枯れた…多分野菜が枯れたんだろうけどその場所に向かう。

 枯れた場所にたどり着いだ。

「ケイト~これなに植えたの?」

 枯れた何かの弦らしき物を持ち上げてケイトに訪ねる俺。
 
 畑を見渡せば、ちゃんと育ってる野菜毎に区画分けされてる感じて整理されて育ってるけど…


 うん…管理は出来てるよね?

 まあ野菜によっては、土との相性が有るから土が合わなかっただけかもだけどね。






しおりを挟む
感想 122

あなたにおすすめの小説

あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公 じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい …この世界でも生きていける術は用意している 責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう という訳で異世界暮らし始めちゃいます? ※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです ※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

異世界無宿

ゆきねる
ファンタジー
運転席から見た景色は、異世界だった。 アクション映画への憧れを捨て切れない男、和泉 俊介。 映画の影響で筋トレしてみたり、休日にエアガンを弄りつつ映画を観るのが楽しみな男。 訳あって車を購入する事になった時、偶然通りかかったお店にて運命の出会いをする。 一目惚れで購入した車の納車日。 エンジンをかけて前方に目をやった時、そこは知らない景色(異世界)が広がっていた… 神様の道楽で異世界転移をさせられた男は、愛車の持つ特別な能力を頼りに異世界を駆け抜ける。 アクション有り! ロマンス控えめ! ご都合主義展開あり! ノリと勢いで物語を書いてますので、B級映画を観るような感覚で楽しんでいただければ幸いです。 不定期投稿になります。 投稿する際の時間は11:30(24h表記)となります。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

西からきた少年について

ねころびた
ファンタジー
西から来た少年は、親切な大人たちと旅をする。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

第3次パワフル転生野球大戦ACE

青空顎門
ファンタジー
宇宙の崩壊と共に、別宇宙の神々によって魂の選別(ドラフト)が行われた。 野球ゲームの育成モードで遊ぶことしか趣味がなかった底辺労働者の男は、野球によって世界の覇権が決定される宇宙へと記憶を保ったまま転生させられる。 その宇宙の神は、自分の趣味を優先して伝説的大リーガーの魂をかき集めた後で、国家間のバランスが完全崩壊する未来しかないことに気づいて焦っていた。野球狂いのその神は、世界の均衡を保つため、ステータスのマニュアル操作などの特典を主人公に与えて送り出したのだが……。 果たして運動不足の野球ゲーマーは、マニュアル育成の力で世界最強のベースボールチームに打ち勝つことができるのか!? ※小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様、ノベルバ様にも掲載しております。

30年待たされた異世界転移

明之 想
ファンタジー
 気づけば異世界にいた10歳のぼく。 「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」  こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。  右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。  でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。  あの日見た夢の続きを信じて。  ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!  くじけそうになっても努力を続け。  そうして、30年が経過。  ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。  しかも、20歳も若返った姿で。  異世界と日本の2つの世界で、  20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。

どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン] 何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?… たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。 ※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける 縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は…… ゆっくりしていってね!!! ※ 現在書き直し慣行中!!!

処理中です...