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新たな町へ
615話 これなに?
しおりを挟む夕食の席に顔を出すと使用人たちから驚かれ何処に行ってたと質問責めにあい、そしてお帰りと言われて少しワタワタした。
子どもらがにも何処に行ってたのかと聞かれ…困った。
遊びに行っていた訳ではない…けしてないぞ!
だから…仕事に行ってたと言うが……ラルフくん以外はきょとんととしてた……アハハ分からんよな。
美味しい食事を楽しんだあと、その夜は早めに部屋に引き上げた。
ケイルスくんとの仕事はまた明日だな。
すまん…少し休む。
翌朝、目覚ましで目が覚める。
自室で目が覚めるのも久しぶりだ。
さて、今日は朝食を取った後でする事は、ガインとケイト付き添って貰って畑の見回りをするのだ。
二人には夕べのうちに話をしてあるから早速向かうことにする。
特に畑には用事はないんだけど……野菜の種の補充やら壊れた道具があれば交換と思ってる。
それと、ガインとの打ち合わせもだ。
先ずは畑の様子を見るか。
「旦那、畑の何が気になるんだい? あたしちゃんと世話してるけど」
「ハハ、それは分かってるよ。いつもありがとう」
「な、なんかテレるねぇ。あ、あたしだけがここを世話してる訳じゃないけどね」
「そっか、じゃみんなにボーナスでも出すかね」
「ええ!そうかい? それは助か…あっ」
「なに?ケイト何か金で困ってるのか?」
「い、いやそんなんじゃ無いよ。ボーナス楽しみだなぁ~アハハ…」
なんか、隠してるのか?
でも本人が何も言って来ないなら放置だ。
やたら人の秘密に首を突っ込むのも良くないしな。
《ドツボにはまって身動き出来くて泣き付かれも知りませんよ?》
『それは…困るが…しかしプライベートにまで首は突っ込み難いぞ』
《それもそうですね…》
「ま、困って無いなら良いけどな。でも何か困ってるなら相談してくれよ? 手遅れに為る前にな」
「分かってるよ。で畑でなにするんだい?」
「ん~様子をみにきただけだけど…それと野菜の種の補充に農具の…おや?」
畑の作物を見回せば季節を無視している色んな野菜が実のってる。
のだが……一部枯れてるけど?
彼処だけなんでだろう?
「ケイト、彼処だけなんか、枯れてるよ? なんでかな?」
「えっ何処……」
「ほら彼処」
「ん……あ!彼処かい?」
二人で何かが枯れた場所を眺める。
ケイト…何故眺めるだけで動かない?
よし!俺が確認しに行こうと足をなにかが、枯れた…多分野菜が枯れたんだろうけどその場所に向かう。
枯れた場所にたどり着いだ。
「ケイト~これなに植えたの?」
枯れた何かの弦らしき物を持ち上げてケイトに訪ねる俺。
畑を見渡せば、ちゃんと育ってる野菜毎に区画分けされてる感じて整理されて育ってるけど…
うん…管理は出来てるよね?
まあ野菜によっては、土との相性が有るから土が合わなかっただけかもだけどね。
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