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新たな町へ

538話 突然の訪問………なに? 改稿

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話が飛んでしまったので…そろそろ本題に戻ります。

では、どうぞ……。


◆◇◆◇◆◇◆


『そう言えばさっ、ナビさん?』

《何ですか、突然…》

 昼間ゲイルとカナル達と狩りに行き、屋敷に戻って来た日の夜に俺はナビに話し掛けた。

『いや、俺がここに来てからどれくらい経ったかと思ってさっ…』

《なにを今更、本当に突然ですねぇ~主は?》

『ん~そう?でもさっ、結構日が経った気がするんだけどさっ、今まで怒涛の日々を過ごして、やっと落ち着いたかなっと?思ったらあれ?俺ってこの世界に来てどれくらい経ったのかな?と……』

《訳がわかりませんが。……そうですねぇ~主がこの世界に来てから………。あぁ、おめでとうございます!丁度一年ですね》

『ふぅ~ん、一年ねぇ……ってかもうそんなに経ったの?早!』

 この世界365日無いんだよね……。 
 確か……335日だったけか?

《そうですね…それくらいでしたか?》

 でしたか?ねぇ……。

 はぁ~一年かぁ………なんとなくしみじみするなぁ~。

 日本に残して来た両親…元気にしてるだろうか?俺が今こんな暮らしをしてるなんて知ったら……フフフ腰抜かすだろうなぁ~。

「因みにね?暁彦さん…」

「はい?……えっ?なんであんたが、俺の部屋に居るのですか?!それも突然…現れて!神様…っと、そのお隣に立つ方も神様ですかね?」

「はい!お久しぶりですねぇ?中々貴方が神殿に来てくれないので、会いに来てしまいましたよ♡」

「よ♡って………はぁ~」

 なんでこう……厄介なのがゾロゾロ来るかね?

「まぁまぁ、厄介なんて言わないでほら?お茶♪︎下さいよ?私とっても喉が乾いててね♡」

 俺の部屋のソファーに座って、飲み物要求とか!
 あり得ないんだけど?それも結界関係なく入って来てるし…なんか複雑だ。…解せん。

「フフフ、聞こえてますよ?心の声が」

「むぅ……仕方ないですね…はい!どうぞ!粗茶ですが!」

【カシャン】と音を立ててテーブルにティーカップを二脚出して進める。
「はい!とうぞ!」とね。
 茶菓子のクッキーを添えてな!
 後で、絶対文句?違うな…菓子の要求もしてくるのだろうから…。こっちが面倒臭くても先に出した方が得策だろう。

「フフフありがとう。ん~美味しいですねぇ…おや?このお菓子……うん♡美味です!暁彦さん!ここのお菓子とお茶、私専用のアイテムボックスに入れておいてくださいね♡」

 お願いしましたよ?と、図々しく堂々と謂うアルシャ神………再度…解せぬ…。

「それで?お隣の男性の神様は、何方でしょうか?」

 黙って黙々と茶と菓子を食ってるだけで…一言も喋らんが?

「ああ、その前に…君この世界に来て一年経ったでしょ~?私達は、そのお祝いに来たのだよ!」

「はぁ祝いですか?なんでまたそんな事を?」

「ええっとそれは……そ、そう!一年君が頑張ったからね!それにこの王都に住んでからは、少しだけど安定してきたでしょ?・お祝いにね♡」

 ん~絶対違う気がする…………。
 思わずアルシャ神をジト目で見てしまうが……。
 ん?そう言えば……さっき、いきなり現れた時に因みにね?って俺にいってたけど……あれってなんだ?



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