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新たな町へ
512話 料理を教えて。
しおりを挟む最終的にお試し期間込みで雇ったのは5人。
庭師、メイド、執事とここまでの筈だったんだけど…追加で2名の元冒険者だ。
全員で5名を借り採用したが……。
た、変そうだね…多分あの冒険者の2名あれが多分厄介だと思う。
まあ直ぐに辞めて貰うのもありだと思うから…良いけどね。
先ず屋敷に居る使用人達と顔合わせだよね?
自己紹介して貰ったんどけど…長かった。
新人さん達を、屋敷の隣に建てた使用人寮の施設に驚かれた。
それから、新人さん達の部屋割りして、その日はそれぞれの部屋で休んで貰った。
その翌日から使用人達の仕事が始まる。
先ずは早朝の朝の5つからの点呼だ。
「旦那様、おはようございます」
「おはよう…ニングス早くない?」
朝の4つ半に起きて一階のリビングに下りたら、もうニングス君が居ましたよ。
珍しくねぇ……どうした?
「えっ、ま、まぁその、私もそろそろ旅に出ますからその……」
「ああ、そう言うことね?良いんじゃないの?そんなに気張らなくても?普通でいいし?それに……」
「おはようございます。旦那様…本当に、起きられるのが早いのですね?」
「ま、まぁね。これくらいは?偶に遅く為る時もあるけど、だいたいこの時間かな?なぁ~ニングス?」
「ええ、そうですね。旦那様はお早いですねぇ~」
「ってかさ、ケイルス君は良く眠れたかい?」
「ええ、ぐっすりと眠れました。ありがとうございます」
「ん…?ありがとう?それは、なんでかな」
「それはあれ程上質の寝具など、普通は使用人に使わせるなんてあり得ないので」
「……ニングスそうなの?」
「さぁ?私は」
「ふぅ~んま、気にせず使ってよ。それに、家で働く人達には気持ち良く仕事をして貰いたいしね。暫くは、ニングスから仕事を教わってね?あと、貴族の屋敷ではないから、家流の仕事の仕方だと思うから余り堅く考えないでね?」
「は、はぁ……承知しました…」
すると、グレドがリビングに顔を出した。
勿論子供達と一緒にだよ。
「おはようさん、旦那今朝もはぇなぁ~!ラルフ、メルド、ルメル旦那様に挨拶だ!」
「お、おはようございます!旦那様」
「おはよう。旦那様」
「おはよ、旦那様?」
「はい、おはよう。君たち顔洗ったかな?」
「「はい!」」
「ラルフ君、今日から勉強時間がズレるけど良いかな?」
「は、はい!大丈夫です!父さんと料理の勉強するから」
「そう、なら良かった」
「あ、あの旦那様は料理上手いですよね?」
「ん?上手いかい」
「旦那……、あんたが上手く無いなんて言わせねぇ…」
「フフフ、そう?それでなにかな」
「僕、旦那様からも料理を教えて貰いたいです」
「お、おい!ラルフそれは…。旦那は忙しいから駄目だと言ったろ?」
「グレド大丈夫だ!でも、ラルフ君もう少し後からで良いかな?今は少し無理だからさっ?」
「……分かったです」
「ごめんね……」
「さ、さて、今朝のメニューは?何にするんだいグレド」
「そうですね……今朝は新人達も居るんで。普通ですよ、甘くないフレンチトーストとスープにソーセージとサラダですかね」
「フフフそれは楽しみだ?ラルフ君もお手伝い宜しくね?」
「は、はい!」
それから使用人達が続々と起きて来る。
一番最後は…元冒険者君達だな。
この人達大丈夫かな?
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