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新たな町へ
483話 本屋……有るんだ?
しおりを挟むフフフ、楽はできないのだよ君達もね?
まあその分ね、給料は多くしてやるよ。
内緒だけどな?
今はね?
「後は剣術に、魔法も覚えないとな?」
「え!それも教えてくれるの?」
「グレド…君のお父さんが良いと言ったらね」
「そ、そうか…」
「ねえねぇ、お兄ちゃん?」
「なにかな?ルネド君」
「僕は?ルメル兄ちゃんも居るよ?」
「そうだったね?」
さて、どうするか?確かルメル君は確か13さいで、ルネド君は8つかぁ~。
下の子は幼いから簡単な勉強だけど…三人揃って学力があまり差がないから同じ勉強でいいかね?
にしても二番目の子はカモメの宿屋のマルク君より幼い感じだよね?
なんでかな?
あの子確か…13才だったよね。
「君達もラルフお兄ちゃんと、一緒に勉強するかい?」
「う!うんする!」
「ぼくもするよ」
「そうか、なら始めようか?」
「だ、旦那様今からか?」
「そうだね……でもここだと……。まあ、今日はここで勉強かな?」
「でも……旦那様……?」
「ん?なに?」
「本がないよ?」
「あ!そうだったね?」
「なら明日からで良いかい?ラルフ君それでも良いかい」
「別にいいよ?」
「じゃあ、今日は何するの?昨日の畑面白かった!」
「そうなの、ルメル君にルネド君?」
「「うん!」」
「僕、面白かった!」
「ボクも!」
「ならマイナさん、二人を頼めるかね?」
「任せなさい!ならお姉さんと畑に行こう!」
「「わぁ~い!」」
おや?ラルフくんは行かないの。
そう言えば返事はしてなかったが…どうした?
「ラルフ君?」
「は、はい!」
「どうしたの?君は畑に行かないの?」
「えっと、父さんは?」
「君のお父さんなら、厨房だけど?」
「なら、僕は父さんの所に」
「そう、ならニングス頼めるかな?」
「畏まりました、ではラルフ君私と行こう」
「はい!」
子供を預かるのは大変だなぁ…。
困ったな、午後はギルドに行きたいしな…夕方までは帰らないし…。
これは隣の敷地買うかな?
別に建物建てて、教室と遊び場でもつくるか?
それと畑も広げるかな。
「旦那様?」
「ん?なに?カナル」
「どうするんですか?」
「ん~どこかにさっ、子供に勉強を教える教材って売ってないの?ってか今までは?マイナとゲイルは、どうやって字を覚えてたのさ?」
「ニングスが教えてましたね」
「そうだったのか……すまん気付かなかったよ」
「いえ、それは別に旦那様が謝る事ではないですが…」
「多分教材なら、本屋にでも行けば…?」
「本屋か…この辺りに有ったか」
「確か……そう!雑貨屋の並びに有った筈ですが」
「そう、なら行って来るかな…」
「一人でですか?」
「カナルは寝たいんだろう?カシューもかな?」
「いやいや、旦那が出掛けるなら俺らは付いて行きますよ?護衛ですからね!」
「そうですよ?当たり前です!」
「そう?なら着いてきてよ。でも店って何時から開いてるのかな?良く知らないんだよねぇ」
「俺らも余り縁がないですからね…時間迄は…さすがに?」
「そう、なら先にギルドに行ってからメルさんにでも聞いてからいくか。それと御隣の土地見に行くよ着いてきて?」
「了解です。すぐにですか?」
「ん~そうだね着替えて来るよ。二人も着替えて来て」
「「了解です!」」
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