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新たな町へ
441話 昼飯の準備と、部屋の改造!
しおりを挟む若干不安があるものの、取り敢えず仕込みは続く。
グレドはもう旅に出てしまって、居ないからね不安だとかそんなことは言ってられない。
そう言えば…、米ってどのくらい残った?
炊飯器を開けると……殆んど米が残ってないね。
これは……昼はどうするか?
まだ時間もあるし………うどんかな?
小麦粉練って、うどんを作るか。
量も多いから三人でやるけど……説明が面倒だ。
ボールを、三人分用意してそこに小麦粉を入れて二人に手渡す。
「こんなに、粉を使ってなにに?」
「うどんを作る。だからね、見よう見真似でやってみてよ?」
塩水作って小麦粉に少しずつ入れて、混ぜながら捏ねていく。
それをコネコネコネと捏ねて、丸めて発酵させて20分位寝かせる。その種を今度はビニール被せて足で踏んで……。
伸ばして切る!
ふぅ~説明面倒………。
これを乾燥しないように…粉を打ってから保存して昼用にしてと…。
後はつゆだな。
つゆは、出汁取ってからだね。
だから後でていいかな?
「麺は完成!後は、つゆだけど…それはまた後で」
「…………ふぅ、これは時間が掛かりますね?」
「そう?慣れちゃえば早いよ?」
「そ、そうですか…。しかし、こんな料理食べたことが…」
「そう?なら、楽しみにしててよ。旨いよ?それから今夜の下ごしらえは、あのスープができたら考えるかな…」
「あ!そう言えばあれ未だ何もしないんですか?」
「未だ、二回目を仕込んだばかりだろ?だったら、まだまだだよ」
「そうなんですね?」
「そう、時間が掛かるよ。あ!ニングス!」
「何でしょう?」
「昼飯終わったら、ヘンリルとタウルスと三人で肉屋に行って顔合せしてきてよ?」
「……承知しました」
「それから……元のニングスが使ってた部屋ね。彼処は、お前の執務室にして良いよ?」
「え?執務室……を私に?」
「そう、色々台帳やら、何やらと仕事するんだから使ってよ」
「……承知しました。ありがとうございます」
「いいって、あ!そうだ!部屋に必用な物が有るよね?」
「………?」
「少し部屋を改装するから一緒に来てよ。タウルス達は休憩してて?お茶でも飲んでたら?厨房は好きに使って良いから。それか二人は、ここに何があるのか見ててもいいよ?」
「は、はい……なら、少し道具や材料を見させて……」
「断らなくて良いから、好きにしてよ」
「はい」
「なら、ニングス部屋に向かうよ?」
「は、はぁ~?」
さて、ニングスと二人で元のニングスの部屋に来た。
「ニングス……ここは、お前の仕事場になるから…。ベッドは撤去な?」
「はい、それはお願いします」
「で、執務机と椅子を出すだろ?後は、ソファーとテーブルかな?」
「え?そんなこと迄は……」
「まあまあ、良いから。それと、運営費を仕舞う金庫も要るな」
「金庫……そうですね、有ると助かります。お願い出来ますか?」
「ああ、なら、少し部屋から出て待っててよ」
「でしたら、廊下でお待ちしております」
ニングスが部屋から出ていくと、俺は早速作業ですよ。
まず部屋の家具は回収!
そして、ネットから良さげなデスクをドンとだす。
木製の豪華なデスクだ。
要は…社長が座りそうなデスクと、椅子を出してみた。
「おお、豪華だ!」
だけど…この部屋に見合わないな。
少し部屋を豪華に見せたいね?カーテンとソファーとテーブルを出せば、なんとか誤魔化せるかな?飾り棚に入れる小物類を入れるか。
それと……金庫は壁に嵌め込むかな? あ!絵の裏に金庫……定番かな?ハハハ。
………やめとくかな品が無い。
普通に置き型金庫で……。
と、言うことで……内装改造!
【クリエイト!】
すると部屋が創造通りに出来上がった。
「よし!完璧。後は……今月?当面の経費かな?」
これは……小さい金庫に、大金貨と金貨に大銀貨を混ぜて……白金貨5枚分で良いかな?
給料は俺から出すからこんくらいか。
使うのは食糧の調達くらいだろうしね。
この金を入れた、小型の金庫の鍵と部屋の鍵に大きい金庫の鍵……3本か。
ん~ニングスには、キーケースをプレゼントかな?さて、ニングス呼ぶか。
「おい!ニングス、部屋に入って来て良いぞぉ~?」
「は、はい。失礼しま………………」
「おい、ニングス?ニングスさん?」
おや、固まったか?ハハハ!
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