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新たな町へ
438話 朝食の準備 2
しおりを挟む「よし、米はセッティング完了!次は…味噌汁の具だが……なににするかな?朝だし、さっぱりと大根でいいかな?」
鍋に水入れて昆布と、鰹ぶしで出汁を取って大根の千切を切ってると、誰か起きたのかな?音がするね。
誰だ?……ああ、ニングスか。
あとは……あぁ料理人の……確か…あっそうタウルスだ!
「旦那様!おはようございます。お早いです…………ね?」
「お、おはようございます!」
「ん、はよぅ……。ニングスにタウルス。……なに?ニングス固まって」
「いえ、旦那様の頭の上に見慣れない物が有るので…どう反応したら良いか…思案中です」
まっ、そうなるよな。
「ああ、これな。可愛いだろ?」
頭の上の子竜を、指をさす。
「えっええ、どうされたのですか?それは……」
「話すと長いから気にするな。聞くと負けた気がするぞ?」
「………負け?何ですかそれは?」
「ん~、聞きたいなら話すけど…」
「い、いえ、止めておきます」
「そう?それが、懸命だね。てか、今日からこいつもここで暮らすからよろしく。害は無いから。多分?」
「はぁ……まぁ害がないのなら?」
「それより、タウルス!こっち来て手伝ってよ。それに料理覚えて。それからもう一人は?」
「……まだ、来てませんか?」
「来てないな…」
「様子を見てきます!」
「ん~、いいやそのうち……。って、誰と同室?」
「ヘンリルは確か……。ゲイルで…起こしてきます!」
「ククク、頼む。さて、ニングスがもう一人を連れてくるけどあっちは下働きか。なら、タウルスがメインで覚えてもらう事が多い!始めるよ?今朝は簡単だけどね?」
「は、はい!で、今はなにを?その白いのは大根ですか?」
「そう、大根の千切りだね。これを鍋にあの湯が入ってるから、あの鍋に入れてスープにする」
「はい」
「で、そのベーコンを薄く切ってくれ」
「は、はい!」
そうして、包丁を渡してまな板にベーコンを乗せてスライスを頼む。
「えっと、それは多め切っておいて。俺は少しここを離れるから」
厨房を任せて暁彦が向かったのは、食堂だ。
確か、食堂って狭かったよな?と、思いだして食堂に向かい中に入り考える。
「どうするなか……食堂の外側って、何もなかったよね?なら部屋を広げるが?」
おし!一度、食堂の中の物を全てアイテムボックスに収納して……。
何もない部屋にしてから……、部屋を拡張!
今の部屋は20畳程だから……うん!空間を倍に拡張!
ズズズズと大きな音がする視界が悪くなり、ズーン!大きな音と供に、視界が良くなると食堂が広くなっていた。
ハハ……俺ってすげえぇ……。
おっと感心してる場合ではない!
装飾や飾り棚や、テーブルを出さないと。
テーブルは6人掛けのテーブルを二卓と椅子を並べてと。
「よし!完成これなら、部屋を別にしないで全員一緒に食事取れるな。後は、テーブルクロスか……よし!出来た!」
あっ!厨房戻らないと!
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