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新たな町へ
423話 自己紹介。
しおりを挟む屋敷に戻って来ると馬車に乗る全員で、馬車から降りると屋敷の中へ入り、先ずはリビングで話しをするのだが。
それはニングスに任せる事にした。
屋敷にはもう、全員がリビングに揃って俺達の帰りを待ってたから。
俺は厨房で、夕食の準備をしないとならない。
なにせ、料理人がいないし腹ペコが居るからな。
「ニングス、みんなと自己紹介してくれよ。俺は後からにするからさ。んで、部屋は適当に割り振って決めてよ?あと、グレドの部屋は一旦物を出して、別にしておいたから。そこに二人突っ込んでくれ」
「はあ、そういえば…昨夜何かしてらしたのは、それでしたか?」
「おう。後な、ホールを潰して部屋にしたんだ。あそこも、部屋に成ってる。だから適当に割り振ってくれてもいいぞ?カナル達も移りたいなら移っていおいぞ?」
「良いんですか?」
「カナルそれは、取り敢えず今は止めて下さい!新人と私達が、同室になった方がいいです」
「……了解」
「なら頼んだぞ?なにかあったら厨房に来いよ」
「分かりました」
「……なら落ち着いたら誰か手伝いに来てよ」
「畏まりました」
ニングスに後を任せて、俺は厨房に向かう。
さてさて、今日の晩飯はなににするかな?
◆◇◆◇◆◇◇
急に責任を押し付けられましたが…。
仕方ありません、旦那様が厨房に行って仕舞ったのでここは、私が仕切りますかね?
「さあ、カナル!カシュー!ペア作ってください!」
「ええ、どうすんよ?何にも分からないぜ?」
情報が無いだろ?と言います。それはそうでしたね。
「あぁ、そうでした。私としたことが…、先ずは自己紹介からですか…」
「だったら新人さん達からだな、名前聞かせもらう。その後に、旦那様が言ってた、自分の仕事を聞かせてくれ」
「旦那様に割り振られてたろ?」
「なら、年が一番上の貴方からどうぞ?」
と、年が一番上だった筈の確かタウルスでしたか?に話し掛ける。
「お、おれか?俺はタウルスだ。仕事は料理人だそうだ」
「つぎどうぞ?」
「おれか?俺モルマンは。仕事は門番だ」
「その隣の方は?」
「俺はヘンリル、仕事は料理人の下働き」
「お、俺はベントン!仕事は畑仕事と、馬の世話係りです」
おや、後に続いて話してくれてますね?分かってくれて良かったですね。
誘導しなくてすみます。
「あ、あたしはボエナです。メイドです」
「あたしはミント、畑仕事をすると言われました」
「と、こんな感じですが?どうしますか?」
「なら俺らの自己紹介かな?」
「なら、私からですね?私はこの屋敷の執事です。名前はニングス。旦那様からは、この屋敷のことを任されて居ります。何かあれば、先ずは私に相談所してください」
新人全員に頭を下げると新人達も頭を下げて来た。これは世話がなくていいですね?
「なら、次は俺かな?俺はカナル。門番と旦那の護衛に、御者もするぜ。宜しくな?」
「なら、次は俺…ゲイルだ。門番と御者に、馬の世話をしている」
「次は俺だ、カシューという。仕事は門番と、カナルと同じく護衛に御者もだ。宜しくな?」
「んであたしは、ケイトよ。仕事は畑仕事と、屋敷の掃除をしてる」
ケイトの掃除と聞いていつ?掃除をしてるのかと古株の使用人達は一斉にケイトの顔を見るが、ケイトはその視線を丸無視した。
「(ふん!)」
「ええっと次はあたしだね。あたしは…マイナ。仕事は畑仕事とメイド…、旦那様のお手伝いだよ」
「あ!あたしはイリヤです。仕事は畑仕事と掃除です…」
よしよしこれで一通りですかね。
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