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新たな町へ

331話 給金を出します。

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「いや……カシューそれ食い終わったら、皆を呼んでくれよ」

「なら、少し待ってて下さい。呼んで来ます」

 分かったと言って席を立とうとするので止める。
 ……取り敢えず、落ち着いて食えよ。

「ま、まぁ、待てよ。ここでお前が食べ終わったらで良いぞ」

「そうですか?」

「それに、ここで話してたら来そうだけど?」

「そうですか?なら、食っちゃいます」

 それだけ言うとカシューが、食事をし始める。

「にしても……よく食べるね?カシュー」

「むぐ……、そうですか。今まで、余り食べれなかったので、その反動ですかね?ハハハ。てか、こんなに美味しい食べ物は、俺ら普通に冒険者をしてた時でさえ。……知りませんよ」

「そ、そうなの?」

「ええ」ニコリ。

 ニコリと笑いまた、肉を食べ始たよ……。
 カシュー君。……良く食うねぇ~。
 だけど……話しが続かない……。

「ふぅ、旨かった……。あ!未だなんか焼くんですかね。あれ」

「え?」

 振り替えると焼きそばの袋をもって、悩んでるグレドがいる。
 あ、あれ置きっぱだ!

「グレド!それは、俺がやるから他の物を焼いてろ!」

 とっさに、やめろと言って急いでグレドの側に向かう

「カシュー、未だ食いたいんだろ。お前も来いよ」

「は、はい!」

「グレドその袋は。未だだ、触るな!」

「だ、旦那。これは、なんですかい」

「これはな、焼きそばというんだ。こうして先に肉を焼く。それから……」

 野菜を炒めて火が通ったら、麺を入れてほぐす。そして、塩胡椒を少しそこにこのソースを入れて混ぜながら炒める。

「できたぞ、みんな食べて見ろよ」

 出来上がった焼そばをトングで掬って皿に盛るとグレドに渡す。
 皿を受けっとたグレドは、フォークで器用に掬って食べる。

「………う、旨い!みんなこれ食えよ旨い。旦那は何でも知ってるな。旦那!これからも教えてくれ」

「お、おう。色々あるから教えるよ。さて、皆……悪いが、焼そばの皿を持って席に座ってくれよ。話があるんだ」

「何ですか?旦那様……改まって」

「ええ、そうですよ。なんですか……」

「そうそう……」

「ま、みんな座って聞いてくれよ。そうたいした話しでも…、ないんだけどね?」

「ほら、一人居なくたなったろ?それの、補充の相談と、他もろもろだ」

「補充……ですか?」

「もろもろ?」

「そう。門番だって一人居ないと、其々に負担が掛かるだろ?それに、馬の世話があるんだから」

「「「……」まぁ」そうですね」

「だろ?それと今月……から。結構中途半端になっちゃうけど……皆に、給金を出します。一人一律金貨1枚と大銀貨6枚。少ないと思うけど……悪いね?カシュー達と依頼をこなした時は、もう少し出せると思うけど……」

「「「「「「「「は?」給金」そ、そんなに?」…」…」…」…」…」
    
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