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新たな町へ

321話 処分って困るね

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「「「「「「「「はぁ?」」」」」」」」」

 8人がそだけ言ってコケた。(爆笑)

「アハハ。アハハ!み、みんな!面白い。アハハ!」

 なにこれ、現世のお笑いのテレビ見てるみたいだ。(笑)

「だ、旦那様が言うから本気にしましたよ!もう~!」

「そうですよ、全く旦那様は。なんて嘘を神に謝れ!」

《そうだそうだ!謝れ。フフフ》ん?誰。

『ナビかな?』

《違います!》

『へぇ~』

「悪い悪い!だってみんな。誕生日ごときで騒ぐからさ!で、話しを変えたいんだけど?」

「はぁ~怒ったり、ビックリしたり。忙しいねぇ旦那といると。もう、俺はしらんよ。旦那」

「ま、そういわないでくれよ?グレド。相談だよ、みんなで考えたい。ニグスをどうするか、考えてよ?俺も考えるから」

「また、旦那は甘い事を……!使用人の事なんて直ぐに、切り捨てれば早いですよ。特に、主人を主人だと思ってない奴を、どうするかなんて」

「……そうは、言うけど……。みんなは、それで良いのか?」

「それは、俺らがどうのとかは言えないぜ!俺らは旦那に買って貰った身だ」

「そうです!私達は旦那に助けて貰ったんだよ!」

「そう。あのまま、あそこに居たら……俺は死ぬまで出れなかった。だから俺は……感謝だ」

「おお!ゲイルが……」

「な、なに?旦那様………」

「な、何でも……ないよ?嬉しいだけ」

「そ、そうなのか?………良く分からん」

 ゲイルが感謝してるってさ!ちょっと嬉しいんだけど!
 普段は、無口でなに考えてるのか分からないんだけど…。今日は良く喋るね?

「ですので……我々の考えは全員一致してます。旦那様ニグスは、奴隷商人の元へ戻しませんか?」

「い、いつそんな話しを、皆でしたのかな?」

「アハハ。それは、旦那様がいない時にですよ?旦那様は甘いですからね?」

 やっぱり元に………それが一番なのかな?

《ですが彼の記憶は、不味いですよ?》

『分かってる……多少力を見せてるしね?これは困ったね?あ!別の町の別の奴隷商人に買って貰うか?ほら、前の国の騎士隊長さん……えっとなんて言ったかな?』

《……あぁあのバルト隊長ですか?》

『そう、あの人に紹介して貰ってさ?』

《ですが……》

『少し考えるけどね?ギルマスに相談者するのも良いかな?』

「なら、そうするけど……皆はそれで良いの?」

「仕方ないですよ?何度言っても、利かないのですから。少し寂しいてすがね?」

「これ以上、勝手をされても私達も困ります」

「そう、あいつ口だけは達者なんですが……。全然働かないし、さぼる事が多くて。気が付くと部屋に戻って寝てる。ニグスを注意すると直ぐに切れて、不貞腐れてなにも喋らなくなる」

「それは、初耳だぞ?なんで言わない?」

 やっぱり、ここへ連れてくるのしくったね。

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