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新たな町へ
279話 馬車屋
しおりを挟む武器屋を出て全員で次の店に向かう。
今度は防具屋だが………ここも。
なので、なんとなくレーザーアマーとか?胸当てとか?ブーツを買って店を出る。
「次は服屋だけど……適当に入って買ってきて?俺は、分からないからさ?ここで待ってるから」
「で、ですが……護衛は?」
「あぁ、大丈夫じゃないかな?認識阻害してるしね?」
「そ、そうですか?ならすみません。少し買って参ります」
ニングスがそれだけ言うとぞろぞろと店の中に入って行く。
暫く待つと、皆が服を何枚か手に持って店から出てくる。
「買えたかい?」
「ええ……ですが?」
「ま、まぁ、ほら。袋これに入れなよ?手にしてると汚れるよ?」
紙袋を手渡してそんなことを伝える。
「だ、旦那様、これはなんと上質な袋ですね?」
「え?唯の紙袋だよ?破かないようにね?」
「じゃ次は?馬車と馬だけど……どこで買うの?」
「あっちに、荷馬車を売る店がある」
「そうなの?ニグスさん?」
「主……俺の事はニグスでいい」
「え?あ、じゃニグス?案内よろしく」
「おう」
荷馬車を売る店に着くと、ニングスが率先して店主と話す。
「いらっしゃい!」
「店主……馬車が欲しいのだが……」
「馬車ですかい?」
それだけ言うとまた、俺達をじろじろと見る。
「店主?6人乗れる位の馬車は、扱ってるかい?それと、それを引く馬が欲しいのだが?」
ニングス、流石!頼むね?
「畏まりました。それでは、ご案内します。中へどうぞ?」
馬車が置かれた倉庫に案内をされる。
中には、荷馬車から立派な貴族が乗る様な装飾が着く馬車までそれぞれある。
「これは……」
「凄いですね?」
「あぁ、色々あるね?」
「それで、御客様?6人乗りでしたか?」
「あぁ、新品有るか?」
「そうですね………これなんてどうですか?」
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