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新たな町へ
269話 厨房は自由に使って
しおりを挟む「さて、一通り必用な物は、渡せたかな?」
「はい、後は、武器ですが……」
「あ!それね。それは明日にでも、武器屋と防具屋で揃えようか?後は馬と馬車だね?ニングス?男全員で行った方が良いか?」
「そうですねぇ~多くなりますが、その方が宜しいのでは?既製の剣でも良いのでょうが……。武器だけは、手に馴染む物の方が良いと思いますが。ですが……、全員で行くとなると少々目立ちますね。如何しますか?」
フム……男全員7人でゾロゾロか……。
まぁ、目立つかね?
「そうかぁ~でも、武器は欲しいよね?種類も癖もあるだろ?カシュー?」
「そうですね?私は剣を使いますが。ですが、それぞれ好みがありますからね?」
「分かった。明日にでも、みんなで行こうか?て、事で今夜はこれで解散です。グレド厨房いこうか?後のみんなは明日の、朝7つから、行動をしてくれ」
「「「「「「「「分かりました」」」」」」」」
お休みなさいと、リビングから全員自室に戻って行った。
「さて、グレド。明日からの食材だけどね?明日はみんなで、買い物に行くからついて来てくれ」
「分かりやした!旦那!ですが明日の朝は?どうするんですかい?」
「それなら朝は」
卵に、パンに野菜。肉と魚を冷蔵庫の中にどんどん入れていく。
「だ、旦那!こんなに食材が……?」
「これを使ってくれ!あと、調味料は、塩だけじゃ味気ないのは、分かったかい?」
「は、はい!先程の夕食の料理はいろんな味がしましたが……作り方がわからないです」
「だよね?なら、明日の朝は無理だけど……全員の買い物が終わって、食材買って帰ってきてから。ちゃんと教えるから?それで良いかな?」
「な、なら、朝は?」
「そうだねぇ?朝はグレドの腕前を見せてよ?パンは柔らかい物を用意してあるし?肉も野菜も魚も、有るから使って良いからさ?後は調理器具だが……使い方わからないよね?」
「はい………すんません」
「なら、一個ずつ、覚えてくれよ?先ずは火だな?このコンロの摘まみを………ここをカチっと、回すとほら?火が出るだろう?」
「おお!すげぇ!火が出た!旦那。俺も触っていいか?」
「どうぞ?ここはグレドの仕事場に成るんだ、覚えてくれ!」
「旦那ぁ~!有り難う御座います」
礼を言われながら、厨房の中のグレンが分からないと言う調理器具の、使い方の説明を一通り教えてから、グレドには休んで貰うことにする。
「じゃ!グレド明日の朝から宜しくな?」
「分かりやした!頑張ります!」
「はい!おやすみ」
「お休みなさいませ」
そう言うと、グレドは厨房から出ていった。
「ふぅ~。これで今日は全部……終わったか?」
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