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新たな町へ
253話 魔力はカンストしてます
しおりを挟むこの世界の物価は分からないがね?多分このお茶の値段は馬鹿高いである。
吹っ掛けてる俺が言うことではないがね………。
「ええ、これ程美味しいお茶は、出会えませんね?ですが……ちょっとお値段が………」
あぁ、渋るのか?面等だなぁ~。
「それは、残念ですね?私も無理にとは進められませんね?すまみせんでした。押し付けた様になってしまいましたね?」
そそくさと、お茶の道具を仕舞い込み茶葉を鞄に仕舞う。
「あ、あぁ……」
締まった茶葉を、残念そうに見てる。
「おや?何か?」
「いえ、何でも御座いません。わざわざ美味しいお茶をご馳走になりまして、ありがとうございました」
「いえ、いえ」
「それでは、奴隷達をここに呼んで契約を致しましょうか?おい!奴隷達を連れてこい!」
「連れて参ります、お待ちを………」
「契約?失礼ですが……どんなことを?」
何すんのかね?
「契約の紋章を奴隷の体に、刻むのですよ?アキヒコ様の血を、この液体に一滴垂らして貰い。その後一人一人の血を混ぜて、奴隷に紋章を体に書くのですよ?さぁ、ここに一滴ここにいれて下さい」
「血ですか?ちょっと待ってください?」
鞄からペティナイフを出して、人差し指を傷つけて皿に血を一滴垂らす。
すると、青い液体が血と混ざり光輝く。
「おお!これは………なんと!」
な、なにこれ?
《主の魔力に反応したものです。が………魔力が大きかった様です》
『マジ?』
《マジです》
『あぁ、そう言えば魔力、カンストしてたよ!』
「アキヒコ様の魔力は、多いのですねぇ………」
「え!あぁ、そうですねぇ……まぁ他人よりは多いのですかね?」
いらない突っ込みをされていると、奴隷達が連れられて部屋に入ってくる。
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