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新たな町へ
249話 面接 8 終・・そして
しおりを挟むカシューと入れ替わりに入って来たのは………。
女の人ね………だけどこれは?
「どうぞ、そこ座れますか?」
と言うと器用に椅子に座る。
おかしいな………面通し、した時には杖ついてなかったよね?
まぁ、良いけどね………くっそ!甘く見られた!
「お名前と、年を教えて?」
「ケイト、20才」
「ここへは、どうして?」
「旦那に売られたのよ!あたしこんな体になっちゃったからね。いつの間にか売られてたのよ!」
「あぁ、そう?ですか……。それはなんとも」
お気の毒ですね?で良いのか?
鑑定
ステータス
名前 ケイト 片足損傷
種族 人間種
年齢 20才
職業 元人妻、奴隷
レベル 2
HP 20
MP 25
体力 30
魔力 15
生活魔法
スキル
なし
「失礼な事を聞きますが……」
「なに?」
「怪我はどうして?」
「旦那に嵌められたのよ!あいつ!あたしが畑仕事してたら、ボア用の罠であたしを殺そうとしたのよ?信じられる?あいつ!」
よく、死ななかったわよ!と言うが……すまん。
ノーコメントで、お願いします。
「そ、それはまた………」
この世界怖い………。
女の人は、貴重じゃないのかね?
《特に、特別ではないですよ?ただ女性の人口が少ないだけで……》
『え?マジ?人口が少ないなら、大切にする者じゃないの?』
《マジです》
ふぅううん?よく分からん?
まぁ、俺が国造る訳じゃないから良いかね?
「わ、分かりました。で!ケイトさん私の所で、畑仕は事出来ますか?」
「あたし、こんなんだけど?」
片足を上げて見せるが……全く気にしませんよ?
「あぁ、それは気にしませんよ?仕事をきっちりしてくれればね?まぁ、扱いは他の使用人と同じです」
「あたしは、こんな場所から出れるなら出たいわよ?だけど坊や買えるの?」
ぼ、坊やね?
《フフフ!坊や!うけますね》
『ナビ!そこは、ウケルぅ~だよ?くそ!』
《勉強に成ります!》
「私の様な子供に、買われるのが嫌なら買いませんよ?」
「い、嫌、ごめん!すみません!是非あたしをここから出して下さい!」
おや?急に態度が変わりましたね?何かありますかね?
「分かりました。次ぎの人と代わって下さい?あ!ゆっくりで、良いですよ?」
ケイトが、杖を付きながら部屋を出ていった。
そして、その後5人程面接をして面接が終った。
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