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新たな町へ

225話 残念、鞄は売れないそうです。

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「で?何を、買い取ればいいんだよ!」

「いえね?昨日あれから、少し狩りをしてきましてね?また、熊が手に入ったのでそれを。あと……ワイバーンの皮で作った鞄と………」

「まて、まて、待ってくれ!熊?あれから狩り?ワイバーンってなんだよ!お前どんだけ規格外なんだよ!まったくよ!!だがなぁ~鞄類はここに持って来られても買い取れねぇよ?」

「ああ、やっぱりですかぁ~?あ!でも回復薬は?」

「お前、金が居るのか?」

「いえね?屋敷の使用人を雇いたくて、奴隷を買おうかなと?思いまして………」

「奴隷ねぇ………。なら、紹介してやるよ?それと回復薬とベアも出せよ!熊は何頭狩ったんだよ!ったくよ」

「有り難う御座います!回復薬は、中級を100本でお願いします。後、熊さん20頭にワイバーンが丸々一体と角兎が100羽とワイルドモンキー50匹です」

「…………ベアだけじゃねぇのかよ!ったく、下の解体所に行くぞ!ノルンが騒ぐなこれは……」

 そして、解体所の中にギルマスと入っていく。
 何処のギルドの解体場所も血生臭いね?
 ここは、長居はしたくない!

「お~い!ノルン!居るかぁ~!」

「なんでぃ!ギルマス呼んだか?」

 物陰から、ひょっこりと顔を出すノルンである。

「おう!また、査定頼むよ?」

「なんだぁ?またかよ………お!お前、確かアキヒコだったか?なんでぃ、また、魔物持ち込んだのかよ!」

「ええ、またです。ちょっとまた、多いです」

「またかよ!仕方ねぇなぁ!んじゃ、ここからあっちまで、まで空いてっからよ!出して良いぜぇ!」

「そうですか?なら、出しますねぇ~!」

 先ずは、一番でかいワイバーンを先に出してそれから熊と兎と猿をだす。

「お、おぉ!すっげぇ~ワイバーン!久々に見たぜ!それにまた、ベアが居るぜぇ!後はサルに角ウサギか………。アキヒコ、てめぇー精霊の森に行ったのか?」

「え?あぁ、あそこ通ってここまで来たので………?」

「彼処を通った?規格外な訳だわな!まぁいい!査定はしておくよ?魔石は?」

「えっと…」

『ナビさん?魔石はワイバーンのある?』

《有ります。ですので、今回は魔物の素材は一切いりませんよ?》

『そうなの?なら、良いっか』

「今回は、全部引き取って下さい」

「ほぅ?分かった。じゃ明日の昼までに査定は終わらせておくよ」

「宜しくお願いしますね?ノルンさん」

「さて、アキヒコ!部屋に戻るそ!ノルン頼んだぞ!」

「おう!じゃあな、アキヒコ!」

 ノルンに解体を、頼んでギルマスと執務室に戻る。
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