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新たな町へ
195話 ランクアップ出来た!
しおりを挟むマジか!また登録できないの?
「何だ?何故、残念がる?」
「い、いえ?錬金術ギルドに登録しに行こうと思ってたので………」
そう言うと、ギルマスが激怒する。
「ばっか!やろーが!あんな屑ギルドに行くなよ?何されるか分からないからな!今回もあいつら、犯罪すれすれの事件起こやがって閉鎖したんだ」
「え?そうなんですか?」
「そうだ!錬金術が悪いとは言わないが、ギルド登録だけは進めない。まぁ、こうして王都全体が困ってるがな」
「はぁ~。なら仕方が無いですね?回復薬どれぐらい要ります?」
「出来れば100は欲しいが………有るだけ?いや。アキヒコ君が売りたい本数で頼むよ」
「なら、150本各々出しますよ?初級と中級でいいですか?」
「そ、そんなにか、良いのか?」
「ええ、また作れま………」
「お前、薬。作れるのか?」
「え?ええ、作れますが?だから錬金術ギルドなんですが?」
「お前すげぇ~んだな?なら、売りたい物を出せよ買ってやる」
この様子なら、薬草は売らないで薬にして売った方が儲かる………か?《守銭奴》『煩いよ』
「なら、出しますよ?ここでいいのですか?出すのは?」
「あ、別の部屋にするか?メル何処か空いてる部屋は?」
「隣の小会議室、空いてます」
「ならそこだな、一緒に来てくれ」
そして部屋を移動する。
「さぁここに出してくれ」
「なら、だしますよ?」
出したのは、回復薬、初級150本。中級150本。毒消し、中級100本。万能薬50本。毒キノコ10束。目薬草10束。惑わし草10束。灯火草10束。紅色草10束。まぁこんなもんかね?
「ですね後は………」
「わ、分かったもうこれで勘弁してくれ!ギルドが潰れる。それにしても魔物とこの薬草、薬にの数……一体いくら出せば良いんだよ……」
「あ、なら要らないものは、引っ込めますので言ってください?」
「ば、バカ言ってろよ!全部買うんだよ!困ってるんだから!さて、全て明日の昼には査定が出てる筈だから来てくれよ?あ!その前にお前のランク上げるからな?カード出せ。その前に執務室戻るぞ」
「あ、はい……お願いします」
そして再び執務室のソファーに座ってギルドカードを出して渡す。
「カードてす。宜しく?」
「ああ、この水晶触ってくれ」
「また?」
「ん?」
「あ、いえ。なんでもないです」
すると水晶が七色に光る。
「おお!スゲーなぁ?初めて見るわこんな光は!何々ステータスは……お前これ本当にスゲェー1人でベアやらオーガやら、ボア持ち込める訳だわな!加護持ちなんて初めてだよ!しかも魔法騎士ときたか!これならソロで十分じゃねーか。これならランク直ぐに上げられるな。ざっと見てまぁBランクって所だな」
「……いいんですか?」
「おうよ!Bでも低いがまぁ後はコツコツやってくれ。後少し魔物でも狩って来ればAランクに上げてやるぞ?まぁ期待してるよ?」
「……分かりました。じゃ俺はこれで、明日の昼にはここに来ますよ?」
「おう、それまでには、終わらせておくよ」
では、明日と言ってギルドの出口に向かう。
一応マップで中に悪意のある奴居るか確かめる。すると……大丈夫。
若干黄色は居るみたいだね?でも冒険者も混じってるから気にしないでおこう。
さて、次は何をするかな?ギルドを出て広場に向かう。
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