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新たな町へ
151話 理由は後で
しおりを挟む「いらっしゃい。今日もお二人ご一緒なんですね?」
「よう!アキヒコ君、忙しい時間に悪いな」
「いえ、大丈夫ですよ。で、お呼びとか?」
「おお、ちょっと座れ!」
なんだ、いきなりだな?
「はぁ……」
少しなら良いのか?周りを見渡すとケビンと目が合うと、うなずかれた。あぁ良いのね?
「良いから座れ!」
仕方ない座るかと椅子を引き座る。
「あ~はい………」
「よし!ならば話をするぞ?」
「おほん、アキヒコ君。ワルド捕まえたぞ」
「おお!流石ですねぇ?」
パチパチと手を叩く。仕事早いね。
「そうだろう!流石隊長と副隊長だ。すんなり捕まえたぞ!」
「かなり油断してたからな!笑えるくらいすんなりだった」(笑)
そうでしたか。で、私の事を何故拐おうとしたのか分かりましたか?
「おお、分かったぞ……」
「…………」
な、なに?二人で変なところで黙るなよ!最後まで言え!言いづらいのか。
「何で、そこで黙るんですか?」
「い、いや、ここで話すことでも、無かったと。今、絶賛後悔中だ……」
「な、なら呼ばないで下さいよ?後で、聞聞かせて下さい。食事終わったらもう一度、来ますので。私の部屋で話を聞きますよ?」
「そ、そうか?、ならそうするか?悪いな。アハハ」
「……いえ、では後で声を掛けますよ」
と言って席を離れて厨房へ戻り、パトリックに訳を話して後で仕事を抜けると了解を得る。
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