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新たな町へ
142話 派手すぎだ!
しおりを挟む「アキヒコ君、これはやり過ぎだぞ。何処の貴族も、こんな豪華な衣裳を持っては無いぞ。君は何処の貴族なんだね?」
「えっと……」
ナビOK出したじゃんかよ~。
「えっと、俺の国は此が普通です。形は此で良いのですか?」
「形はまぁ良いが、生地質が良すぎるよ?此が君の国の物なのかい?」
「私の国でも少し、贅沢な生地に成ります。若干刺繍が派手ですが……」
「この衣裳を、この街で作るなら。金貨5枚は掛かるぞ?」
「え?そんなにですか?私の国だと金貨一枚も、掛からないのですが……」
出した衣裳は、ジャガードのハイカラーで刺繍が入った衣裳だ。比較的地味な物を出したのだが……。
「分かりました。成らば此は?」と別のラフな衣裳を出した。
「今の時期に会う様に、ジャケット抜きの白のブラウスにリボンタイ、黒のベスト黒のスラックスです。装飾品も有りませんし?ベルト位ですかね巻くのは?」
「ん?此ならなんとか、なるのか?時期も暑いからな」
「では、当日は此で行きますよ?」
「あ、あぁそれで。大丈夫だろう」
「そうですか、相談できて良かったですよ。有り難う御座います」
「あぁ。大丈夫だろう。それに領主からも、連絡が先程届いた。祭が終わった6月9日の、昼1つに領主邸で君に、合いたいそうだよ……大丈夫かな?」
「と言うと、今日が6月1日ですから……祭りまで余り日も無いんですね?当日は私は何処に、向かえば?」
「あぁ、そうだな。私が付き添うのでまた、此処にそうだな……、朝の10になる頃に、此処に来てくれ。アルムには話をしておくよ」
「分かりました。其れとは別に相談なのですが。実は、商業ギルトのマスター……何て言いましたか。あ!ワルドさんでしたか?」
「ワルドが、どうかしたか?」
「やらかしてますよ。カモメの宿の周りに闇冒険者を、集めてこそこそと探ってますね」
「………遂にか?」
「ええ、宿に入り込もうとしてますが。入れなくて困っては、居るみたいですが?」
「そうか……成らば一人捕まえるか?」
「そうですね……。鬱陶しいので、早めに手を打ちますか?」
「そうだな、早速今晩でもやるか……。アルムと、ロバロを手配する。夜の7つに食堂に向かわせるよ。此で適当に何か食わせて、待たせて捕まえるのに協力差せると良い」
大銀貨を数枚渡された。
「分かりましたが、夜7つですね?後、ワルドは?」
「あれは明日に、乗り込んで引っ捕らえるよ。アキヒコ君を、拉致したかったのだろうしな?」
それならば冒険者ギルドの、事も話すかな?
「すみません。後1つだけ……」
「なんだ?」
「えっと冒険者ギルドなのですが・・・・・で・・・・・・・・・・・・・・・め・が・・・・・・・・・・か・・・・・・・・・それで金貨一枚渡して来ました」
「そ、そんな事をされたのか。けしからん!」
「分かった。私が王都のギルド支部に、連絡を入れよう。それと、商業ギルドにもな。全くこの町のギルドはどうなって居るのか……。領主様にもこの事を話し国王陛下にも、連絡を出す様にして貰おう」
「良かったです。此で違う町でも、仕事が受けられそうですかね?」
「それは分からんな?違う町に行けば、また問題があるやも知れんよ」
そうか……なら仕方がないな。
「なら諦めて、今夜の捕物と明日の捕物ですか?頑張りますかね隊長!」
「そうだな……」
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