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新たな町へ

107話 比率。

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 ヤッベ、誤魔化せるかな(汗)

「ほ、ほら二人とも腹へったよな? 朝食の残りがあったからそれ食べましょう。ねっ!ほらほらパトリックさんマルクくん」

「あ、あぁ、そ、そうだな。マルク支度するから手伝え、アキヒコ君は食堂に居てくれ」

「そう?それなら分かったよ。宜しくな」

 何とか騙されてくれた感じだな。
 だが………自分で作った飯食いたい(涙)

 食堂で暫く待つと、マルクくんが料理を運んで来る。少し、危なげだが大丈夫だろう。

「よいしょ。はい、お待たせしましたアキくん」
「ありがとう。だけどマルクくん達の食事は?」

「もうすぐ父さんが運んで来るよ、僕も座って待っててっ、て言ってた」

「そうなんだね。じゃ、待とうか」

 と言ったら自然にマルクが俺の隣に座る。
 何故隣に座る?対面じゃないのかな?
 懐かれてるのかな……

《主》

『なにナビさん?』

《好かれてますね。マルクさんの主への好感度が、駄々上がりですよ。(笑)》

『なにその嬉しくない情報は、子供しかも男の子に好かれても嬉しく無いんだけど?』

《何を言ってるんですか? この世界男女比はメチャクチャで、男女の比率は非常にアンバランスですよ》

 え、なにその情報はまさか6/4とか?
 ならまぁね良いけど。逆に嬉しいな。

《その比率、男4とか考えてませんか?》

 え、違うの?

《逆転ですよ3/7で男性7ですよ》

 マジ?

《マジです》

 ぬぉーーーと、ナビから比率の話しを聞いた途端立って叫びたく成ったが。
 ここでそんな事をしたら、頭の可笑しい悲しい子に成ってしまうので。
 何とか思い留まった。俺って凄い!

《凄く無いですから。ですので、普通ですよ。フフ》

 サラっと爆弾落として、引っ込んだナビ。 俺、これから食事すんのよ?モチベーション駄々下がりですよ。全く嬉しくない。

 ま、まぁ良いよ俺は独身で向こうの世界で死んだんだしな。こっちでも1人でやってくしナビも要るんだ全然寂しくはない!
 しかもこの先絶体、良縁が無いわけでは無いだろうからな!
 よし切り替えるぞ!
 俺は、綺麗なお姉さんが好きだぁ~!






《フフフ。主より綺麗な?女性………出会えると良いですねぇ~》
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