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新たな町へ

106話 好き勝手

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 パトリックさんとと、マルクくんが最後のお客をロビーで送り出してる最中に、俺は何してるかと言うと、厨房迄戻って来てる。

『ナビさん俺は腹が減った』

 ちょっと好き勝手するが、そこは多めにみてよ。

《主?何するんですか。あまり暴走しないで下さいね》

『ん~成るべくそうしたいな。アハハ』

 さて、取りい出し足るわ、たまごにベーコン、ミルク、チーズ、カセットコンロです。

 まず、玉子とミルクとチーズで、スクランブルエッグに。そして、ベーコンをカリカリに焼いて出来上がり。
 出来た料理は冷めないように鞄に突っ込んでおく。

 スープは、面倒なのでインスタントのポタージュスープです。
 カップにインスタントの粉を入れてお湯で溶かして出来上がりのやつ。

 そんな暴走を厨房でしていると、パトリックさん親子が戻って来たよ。
 ヤバ!スープ以外は隠せたセーフ?

「なんか良い匂いがするな、何してるんだアキヒコくん?」

「い、いや、腹へったからさっ。お湯沸かしてなアハハハ」

 ポイっとスープが入ったカップを、アイテムボックスに入れて仕舞う。くそ間に合わなかった。

 多分……見られたなこれどうするか…。

 『誤魔化せるかなナビ?』

《多分無理でしょうね》

 だよなぁ……



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