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新たな町へ
64話 宿での騒動 9 改稿
しおりを挟む宿屋の女将が元盗賊だと見抜いて公言した。
まあ、前々から鑑定してたから知ってて見逃したんどけと。だって元って出てたから改心したのかと思うじゃんか。でも違ってた…娘と組んでたし。
だが店主はその事を知って居たらしい。
これは……家族でやらかしてるのかね?
息子って子も出てこないしね。
一度見たきりだし。
「ま、待ってください!」
ほう……女を庇うのか。
「何を待つんだ?パトリックさんとやら。あんたも、知ってるよな? 知ってて見逃してる時点でお仲間?と疑われても仕方ないよね?通報してもいいかな?」
「おま……お客さん。そもそも、なんで分かるんだ!」
「切れるの何で? 俺が知ってるのは、鑑定のスキルがあるからだよ!」
「「鑑定」だって」
「そうだけど? だが、そんなあんたに関係ないよね? でもさぁ~ここの宿代が、いくらなのかは知らないそれは鑑定出来ないからねぇ~」
まったく、それくらい鑑定出来たら良いのに。 そしたらこんな宿勧められても泊まらかったよ。
「はっ……宿代?」
「まさかご主人様も、自分の宿の宿代も知らないとか?」
「いや、知ってる。それぐらいは」
「で、一泊いくら?」
「一泊、銀貨5枚と大銅貨5枚だ」
ふぅ~んそれが正規の値段なんだね。
女将をキッと睨んだけど当の女将は「ふん!」って鼻をならして不貞腐れてるぞ!本当に、危機感が全く無いんだなぁ~鈍感なのかな?
『ナビさん、どう思う?』
『逃げれると、思ってる見たいですね》
馬鹿だよなぁ~逃がさねぇよ!
「パトリックさん、俺は一泊銀貨7枚と大銅貨5枚と銅貨3枚と、聞いてその値段て7日分払ってる。で、俺の都合でここを明日出てくんだよね。で、も残りの日数の金は戻って来ないそうだ。それって宿のきまりなのかな? それに、宿を出るって言ったらそこの女将には、あんたと言われるし?中庭を貸してくれと聞いたら、貸してやる。とちゃんと聞いてるんだけど、何故この対応なんだ?」
「そ……それは知らなかった」
「しっかりと、そこの女将からは許可取ってるのに。何で存在な態度を取られないとならないんだ? 場所代でも取ろうて魂胆なのかな? 俺は宿代も多くぼったくられてるのに? ちゃんと払うものは払ってるよな? まぁ盗賊雇ってるんだ。たかが知れてるがな」
「く!お客さん、確かに金がだいぶ計算が違うみたいだ。しかも、本来なら滞在中の予約の取り消しは滞在分と、一日の半分を貰って。後は、返金するんだ」
「ほぅ~俺は返して貰った覚えが無いね」
さっきから、この人すまないの言葉しか聞いて無い。謝るつもり無いんだな。もういいや。
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