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新たな町へ

51話 暁彦切れる 6終 改稿

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 時間返せよ!心で叫ぶとナビに怒られた。クスン

「まあね、わたしとしては。ちゃんと登録された身分証だけ貰えば、それで良いですよ。もう、他所に行きますから別に謝れと言ってる訳でも無いですから。ふん!」

《主、嘘はいけません》

 あっばれてぇ~ら。

「わっ、分かりました。申し訳ありませんでした」

 何か本当に、渋々サブマスターが頭を下げたけど。 
 けどねぇ…ちゃんと悪いと思ってるのかを聞きたいなぁ~。
 でももういいや、納得は行かないけどな!
 でもここは納めるよ俺はだからな。ふん!

「で?」

 ギルド長の顔を見る。

「で?」

「もう面倒臭いですね!身分証下さいよ。これで、この町を出るんですから」

「「はあーーーぁ?」」

 なっ何?

「……町を出るですか?」

「当たり前でしょ?あまりにも対応が酷いので。それに、誠意の欠片もない渋々な謝罪を、ありがとうございます」

「おい……餓鬼!二度と冒険者が出来なくなるぞ?」

 あっ脅してきた(思う壷~)だけど…今度はギルマスですか?これは心の声だろうな。我慢できずに出た感じだね。本当に……どうしょうもない人が集まってるんだねぇ~。

「ギ、ギルマス!」

 サブマスさん、今更注意したってバッチリ聞こえたからね。

「ああぁ~口にしたねぇ~、それは口にしたら駄目ですよ? 今までわたしに対して謝罪したいとか、言っていた言葉が、全部嘘に成りましたねぇ~。残念だほんと残念」クスリ

 機会があったら町の偉い人にチクってやる!

「え!ああーーーぁ!」

 と、叫んで頭を抱えたよ、笑えるだけど?

「本音!有難うございます。さっ、カード下さい」

 くださいと手をだす。

「まっ待って……嫌。いま……出す」

 諦めたのかな?ギルマスが俺のカードを出す。

「ありがとう御座います。これちゃんと使えます? まぁ良いや。あっ、『登録料金』知らないんですよわたし。誰からもちゃんとした話を伺え無かったので、ですからこれで」

 金貨一枚をテーブルの上に放り投げる。

「それでは、私はこれで」

 まったく、カード一枚貰うだけなのにさっ外に出ようかね。(テレポート)暁彦が一瞬でギルマスたちの前から消えた。

「「えっエエエーーーーぇ!きっ消えた!」」




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やっと貰えました冒険者カード、でもこのカード使えるのか??

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