ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。

新たな町へ

24話 ふぅ～やっと終わった。 改稿

　

　えっと…質問はまだ続くのかな？何気に長いんだけど。

「掏摸と言っていた様だが？何か？取られたりしたのか？」

「何も無いですね。唯、懐に手を入れられたので
、気持ちが悪かっただけです。取りあえず、肩に痛みはありますが大した怪我も無いです。私の方は、ですが……脅されたのでちょっと…その…怖さがあります」

「そうか……それは気の毒だったね。まっ、大きな怪我もなくてよかった」

「ええ、それで？あの男の処分は、どうなるんですか？」

　なんとなく気には為るので聞いてみた。

「あの男か…？奴は見たところ、スラム街に巣を作ってる奴らの仲間だろからな！あの男を叩けば色々なことが出て来そうだ。奴は裁かれれば犯罪奴隷だろうな」

　へえ～、奴隷制度があるんだな。

「犯罪奴隷ですか？」

「ま、そうなるだろうな」

「分かりました。では、私はこれで良いですかね」

「そうだな、後はこちらの仕事だからな！帰って良いぞ」

「それはよかった。なら俺はこれで失礼しますね？　あっ！そうだ、騎士さん！」

　騎士さんなら、この町のことは詳しいだろうから良い宿紹介してくれないかな？

「なんだね？」

「このまちで、良い宿有りませんか？」

「ん？宿屋かい？」

「ええ、町に来て直ぐにあの男の人に絡まれて…未だ宿屋に部屋が取れてなくて」

「そ、そうか…。ならそうだねぇ～（何処が良いのか）君は貴族なのかい？」

「え？」

「君は貴族だろ？」

「い、いえ違いますよ。わたしは平民ですよ」

「そうか…なら宿屋は平民が泊まる宿屋か……ん～君は…顔立ちも良いからあまり平民が使うような宿屋は…」

　と考え込んだ騎士さん。
　なんだか面倒臭いく為りそうだ。
　宿屋の場所を聞いた俺が悪いのか。

「ええと騎士さん。すみません色々聞いてしまってようです。宿屋はわたしの方で何とか探しますので、煩わせてすみません。わたしは此で失礼しますね」

「お、そうか？わたしも、すまん直ぐに良い宿が思い付かないくて」

「いえ、ありがとうございました」

　暁彦は立ち上がり、騎士さんに礼を言って部屋を出でた。

　ふぅ～やっと終わった…さて早く宿を探さないとなぁ～面倒だ！