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新たな町へ
5話 早目にね? 改稿
しおりを挟む半泣きしながら…ナビには引かれつつ、一人BBQを楽しみ食事する。
これで酒飲めれば最高なんだろうが、俺酒飲めないんだよね。残念だ。
まあ、旨味が分からない人間が酒飲んでも…勿体ないしね。
《主?》
『なっ、なにかな?』
お願い!突然話し掛けるのやめて………心臓が持ちません。しかも食事中に。
《主は色んな危険からの耐性があるので、アルコール、毒、麻痺は何の影響も無く屁の河童!》
『へっ?屁の………へっへぇ~?そうなんだ…』
ってか、屁の河童ってどこで覚えたんだろう? で、もうビックリするの疲れるから流す事にするぞ!
だったら……じゃぁ~じゃんじゃん酒が飲めるって事か?
そ、そんなに飲めるんだろうか?
フフフ、俺…飲めば飲めるのか、まぁ~今は要らないけどね。
飲酒運転危険!!
お酒は二十歳に成ってから!
さて、自分の体の耐性が解った所で、さっさっと飯食って移動を再開しますかね。
食事を終わらせ、さっさと後片付して身支度をすると暁彦はまたバイクにまたがり移動する。
気ままに、バイクを走らせている。それも陽気に鼻歌混じりで僕らはみんな!とくりゃ~と歌いなから走る。
若干歌のチョイスが古すぎるが…
マップ画面を見ると、そろそろ目的の町が見えて来た。バイクを仕舞い外套を出し羽織る。
ここからは、また歩きだ町まで続く道をと歩く。
『ナビさん』
《はい》
『認識阻害魔法……解除しない方が良いよね?』
《そうですね、外套がある程度隠してくれる、とは思いますが。解除しない方が賢明だと思われます》
まぁ、門を通るだけだから無くても良いけど、一応このままで良いかな。
てくてくと、ナビと話しながら歩き町に向かう。
《主、後方注意です!左に避けてください》
『はっ?後方?ひ、左に?』
ナビの忠告通り素早く左に寄ると、後ろからガラガラと音を立てた馬車が、暁彦の横をすり抜けて追い抜いて行った。
あっ危ねぇ~もう少しで、引かれるとこでしたよ。ナビさんありがとね。まったく安全運転大事だよ。(でももう少し早目に言ってね?危ないのは事実だから)
馬に蹴られ、馬車に引かれたら大怪我だけじゃすまないんだからな。全く。
貰い事故で二度も死ぬのは勘弁願いたい。
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