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第10章
第15話 重い、のしかかるな!
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町まで戻り、認識阻害を掛けて町中に降りて今朝迄泊まっていた宿の前まで戻って来て、宿屋に入る前にカイトと話す。
「部屋が空いてれば良いけどな」
「そうだね」
「なんだよ、機嫌悪そうな返事をしゃがってよ」
「そんなことはない。空に上がってたからだよ」
「そうかよ。なら、宿に入るか」
「おう」
なんか偉そうだよなコイツ。
そうは思うも…まあ、普段コイツを引っ張り回してるから多少の我が儘は訊いてやらんとな、と自分に言い聞かせた。
で、またカイトを連れて宿屋に入って受け付けカウンターに向かい、カウンターの上に置いてある呼び鈴を鳴らした。
すると、奥から「はーい」と若干高い声がして返事が返ってきた。
「はーいいらっしゃい。あら昨日の人達じゃないか。またうちに泊まってくれるのかい?」
「ハハ、そうなんですよ。部屋空いてます?」
「空いてるよ、ほら鍵だ」
「良かったです。ならこれで」
と、一泊分の料金を支払って部屋の鍵を受け取った。
「因みに、部屋は?」
「二階の二〇五号室だよ」
「了解です。あっ、飯は要らないんで」
「承知したよ、ならごゆっくり」
「ありがとう」
女将に礼を言ってカウンターから離れ、ロビーを歩いて二階に上がり借りた部屋を探して、カイトと二人部屋に入る。
「ふぅ~なんか疲れたな」
「だよねぇ~。あのギルドのおっさん変だし」
「ハハそうだったな。なんか挙動不審だったな。さて、部屋に空間開けるから少し恥に寄っててな」
「はーい」
カイトが部屋の角に寄ったので、部屋の空間を広げて部屋を造る。
えっと、部屋はキッチンとリビングれから個室を二部屋。
後は大事な風呂とトイレか。
良し!出来た。
「カイト出来たぞこっちに来てくれ」
「分かった」
カイトと二人で先ずはリビングに落ち着く。
部屋にはソファーとテーブルが設置されてるから取り敢えずそこに落ち着く。
「で、飯は?」
「食うけど、なんかあるの?」
「そりゃ~有るだろ。作り置きがたんと有るぞ?」
「何を仕舞ってるのさ」
「えっと、カレーにシチュー、トンカツ、チキンカツ、鳥からにミートスパ、ナポリタンにサラダと、あっ!鍋も数種類有るな」
「……………兄ちゃん、すげぇ~。俺、鳥からと、ミートスパとサラダ食いたい」
「良し!分かった今出すから、ってかお前ベルゼス達を出して遣れよ」
「あっ、忘れてた」
ヘヘヘッと笑って、カイトはカバンの口を開きベルゼス達を部屋に出した。
「ベルゼス、レオ、レツ、飯にしよう」
「了解です」
「「ニャーーー」」
レツとレオがニヤーと鳴くと、俺にのしかかって来るがお前らやめろ!
「お、おいお前らやめろ、今から飯を出して遣るんだから、こらお前ら出せないだろ。ほら大人しくしてくれ」
「ニャッ!」
「ニャーーー」
「お前ら、やめろ。くわーーお前ら背中から降りてくれ。カイト見てないで二匹を剥がせ!めしが出せん」
「ハハ、相変わらず、二匹に好かれてて、羨ましいよ。僕は」
「そんなことは無いだろ?ほら、拗ねて無いで剥がせ、重いんだよお前らは!」
「部屋が空いてれば良いけどな」
「そうだね」
「なんだよ、機嫌悪そうな返事をしゃがってよ」
「そんなことはない。空に上がってたからだよ」
「そうかよ。なら、宿に入るか」
「おう」
なんか偉そうだよなコイツ。
そうは思うも…まあ、普段コイツを引っ張り回してるから多少の我が儘は訊いてやらんとな、と自分に言い聞かせた。
で、またカイトを連れて宿屋に入って受け付けカウンターに向かい、カウンターの上に置いてある呼び鈴を鳴らした。
すると、奥から「はーい」と若干高い声がして返事が返ってきた。
「はーいいらっしゃい。あら昨日の人達じゃないか。またうちに泊まってくれるのかい?」
「ハハ、そうなんですよ。部屋空いてます?」
「空いてるよ、ほら鍵だ」
「良かったです。ならこれで」
と、一泊分の料金を支払って部屋の鍵を受け取った。
「因みに、部屋は?」
「二階の二〇五号室だよ」
「了解です。あっ、飯は要らないんで」
「承知したよ、ならごゆっくり」
「ありがとう」
女将に礼を言ってカウンターから離れ、ロビーを歩いて二階に上がり借りた部屋を探して、カイトと二人部屋に入る。
「ふぅ~なんか疲れたな」
「だよねぇ~。あのギルドのおっさん変だし」
「ハハそうだったな。なんか挙動不審だったな。さて、部屋に空間開けるから少し恥に寄っててな」
「はーい」
カイトが部屋の角に寄ったので、部屋の空間を広げて部屋を造る。
えっと、部屋はキッチンとリビングれから個室を二部屋。
後は大事な風呂とトイレか。
良し!出来た。
「カイト出来たぞこっちに来てくれ」
「分かった」
カイトと二人で先ずはリビングに落ち着く。
部屋にはソファーとテーブルが設置されてるから取り敢えずそこに落ち着く。
「で、飯は?」
「食うけど、なんかあるの?」
「そりゃ~有るだろ。作り置きがたんと有るぞ?」
「何を仕舞ってるのさ」
「えっと、カレーにシチュー、トンカツ、チキンカツ、鳥からにミートスパ、ナポリタンにサラダと、あっ!鍋も数種類有るな」
「……………兄ちゃん、すげぇ~。俺、鳥からと、ミートスパとサラダ食いたい」
「良し!分かった今出すから、ってかお前ベルゼス達を出して遣れよ」
「あっ、忘れてた」
ヘヘヘッと笑って、カイトはカバンの口を開きベルゼス達を部屋に出した。
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「了解です」
「「ニャーーー」」
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「お、おいお前らやめろ、今から飯を出して遣るんだから、こらお前ら出せないだろ。ほら大人しくしてくれ」
「ニャッ!」
「ニャーーー」
「お前ら、やめろ。くわーーお前ら背中から降りてくれ。カイト見てないで二匹を剥がせ!めしが出せん」
「ハハ、相変わらず、二匹に好かれてて、羨ましいよ。僕は」
「そんなことは無いだろ?ほら、拗ねて無いで剥がせ、重いんだよお前らは!」
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