母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)

いくみ

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第9章

第2話 ダンジョン迄はキャンピングカーで!

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 町から少し離れた場所まで来ると、俺とカイトは回りをキョロキョロして人が来ないか確認すると、直ぐにカイトと目を併せてお互いを確認して素早くアイテムボックスからキャンピングカーを出す。

【ドーン】と大きな音と地響きで少し焦ったが、まぁ此なら町の騎士達も多少は驚くだろうが…。

 まっ、そんな事は俺には関係がないので問題はない?! 
 ……はずだ…うん!

 って、事でキャンピングカーに乗り込むんだけど……
 カイトは放っておいても別に好き勝手するだろうし、良いんだけど……ベルゼスが……固まって動かないんだよなぁ~。

「おい、カイト」
「なに?」
「あれ、なんとかしてくれ」

 ベルゼスを指差して車に乗せる様に頼む。

「ああ、固まってるね。うん、分かった!適当に座らてせおくよ」
「宜しく。俺は運転に専念したい」
「ってか地図頭に入ってんの?」
「ったり前だろ? 俺を誰だと思ってんの」
「ん~ ………馬鹿兄ちゃん? へへへ」

 こいつ……俺を舐めてるしっ!
 まぁ良い、後でギャフンと言わせて……と言うか痛い目に遭って貰おう!フフフ。

「に、兄ちゃん?」
「なんだね? カイト君?」
「こ、恐いんだけど!その笑い」
「フフフ、まあ、いいから良いから、早くベルゼスと車に乗りまたへよ。フフフ」

 後で覚えてろよ!カイト。
 フフフ(オコ)。

「兄ちゃん……(やべぇ…顔が恐い怒らせたかも。こうなると、後で絶対に何か無理を押し付けられるな…はぁ~。口は災いの元って兄ちゃん良く言ってたの思い出したよ……。僕って馬鹿……)」

 それから、カイトが固まるベルゼスを正気に戻して…今度は恐がり中々車に乗らないと騒ぎ出し。そんな光景を見ていた俺が、痺れを切らしてベルゼスを車に蹴り込み、無理やり乗せやっと車を走らせる。

 そして俺は、運転しながらマップを開いてダンジョンまでの道のりをキャンピングカーで進む。

 それから………やっと到着しましたダンジョン入口手前!

 ここまで約一日?ぶっ通しで運転してたから腰が…痛いです!
 ……年は取りたくないね。

 道すがら止まったのは、俺のトイレタイムとレツ達のトイレタイムのみ!
 飯はカイトに頼んで、収納から出した食いもんを適当に食べて道亡き道を進みました。

「や、やっと到着ですか? じ、樹里殿……」
「おっ、ベルゼス復活したか?」
「……まあなんとか……」
「兄ちゃん、聞くの止めてあげなよ? ベルゼスってば、車が走ってる間もガクブルで……」

 見てられなかったんだからなと…。

 ……うん…なんかごめん…ベルゼス。

「でもほら、レツ達は元気だろ?」
「あいつらは、チビッ子の頃から乗ってるだろう」

 そ、そうでしたね……。

「さ、さてダンジョンに着いたから早速潜るから行くぞ!」
「了解!」
「歩ける………」

 一人だけ、なんかテンションが違うが……まぁ行くか。

 ダンジョン入口に人がいる…それも結構多い。
 それに……中に入るのに受付が居るんだけど。

 そんなん俺は聞いてないんだが?


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