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第8章

第14話 ランクアップの条件。2 

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 なんだか知らんが……いきなりダンジョ攻略かぁ~。
 そんで、今はダンジョン説明受けてるのだが……。


「昔からの云い伝えでもあるな?それに……ダンジョンから出る魔物は水系で、勿論ドロップするアイテムも殆んど水系の物なんだよ。金と水系のアイテムばかりだからな。それで、水竜が住むのでは?と云われてるな」
「ほう?それでその、ダンジョンって全部でなん階層か、分かってるんですかね?それと、ダンジョンって攻略するのに時間が掛かりますか? 期限付きとか言いませんよね?」
「ふむ、それもそうか。今把握してる階層は、40階層迄だな。多分その下の階層もある筈なのだが……今のところで分かってないのが現状だ」
「それ……もし俺が最下層にたどり着いて、もし出てた魔物が竜じゃなかったら、それって達成したって事になるのか?」
「ああ、水晶で分かる。触って貰えばなん階層迄進んだのかが、分かる仕組みに為ってるからな。不正等は出来ないぞ?」
「……分かった。だが、攻略するのにパーティーで入っても良いのか?」
「それは構わないぞ。なんだ?パーティーメンバーが居るのか?」
「ああ、二人程な。それなら受けても良いけど……ランクを上げてくれるなら後一つ条件付けても良いかな?」
「ん?なんだ?」
「あのさ、この町に空き家か空いた土地がないかな?安く買いたいんだけど?」
「ふむ……家か土地なぁ?それは商業ギルドの管轄だな」
「そうなのか?」
「ああ、そうだ!なんなら依頼後に紹介するぞ?」
「それは本当か?それなら頼みたいんだが…」

 なんか変な町の名前だけど良さげな町だよね?
 でも…なんか話がとんとん進んで怖いんなよなぁ~。
 ……やっぱり神さんに、確認してからでも良いかな?

「それなら依頼を受けるが、兎に角最下層の魔物のドロップアイテムを持ち帰れば良いんだよな?例えそれが、"水竜"のアイテムじゃなくても良いんだな?」
「ああ、それはいいぞ?なんなら念書に記しておくか?」
「ああ、そうしてくれよ」
「ならこの書類に目を通して、確認したらサインしてくれ」
「おう、なら確認させて貰うぞ?」

 書類を受け取り内容を確認する。
 なんか怖いから一語一句ちゃんと確認。
 それからちゃんと鑑定しながら書類に目を通して行く。

 何々……ええっと……

1、ダンジョンの最下層攻略の報告は、水晶に触り確認が出きる。それ故絶対に誤魔化す事は出来ない。もし万が一でも誤魔化せば、大金貨一枚罰金として徴収される。

2、ダンジョンアタック中に、もしパーティーの誰かが死亡した場合は、自己責任となり当ギルドでは責任を取らない物とする。これについては罰則は無し。(但し本人死亡が確認されれば)
しかし、誰かの……第三者の裏切りもしくは他のパーティー同士の小競り合いで、命を落とした時はギルドで調査し判断し、罰則を設ける物とする。
その際、不当な不正が発覚すれば関わった者を全員奴隷にする。

3、依頼を受け、その素材を持ち帰れなかった場合は、例外を覗き失敗と見なし報酬は無し。
だが罰則はなし。

※(最下層の魔物が水竜ではなかった場合は、出現した魔物の報告を義務ると共に、ドロップアイテムを提出。ギルドにその際の細かな情報を報告する事とする。その際、最下層の階層数を報告する事も義務付ける)

以上。


 ほぅ……これは…ちゃんとしてるよ。
 益々怪しい……が同意しないと始まらないか……。
 鑑定しても赤く為らないから……まぁ信用するしかないかな?

 なら………同意……それからジュリっと……。

「ギルマス、書類にサインしたぞ?それと、その移しは俺に貰えるんだろ?」
「ああ、同じものを渡すよ。そら、受けとれ」
「サンキュー………」

 おし!もう一度……確認してと……うん内容も同じだな。
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