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第5章
第6話 我慢………。
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次の日……結局俺は町の宿屋で1泊するとまた、ギルドに向かう…。
まあ、カイトの事が未だちゃんと決まって無いからな。
そして、ギルドに顔を出すとギルマスから執務に来いと呼ばれて部屋に入る。
「よう、ギルマス…おはよ……う。なんだカイト居たの?」
「…………」
「お前ら……ちゃんと話せよ。ほら、カイトお前が話さないと、ジュリはこの町出てくぞ?良いのか」
「………別に、行きたければ行けば?好きにしなよ」
「カイト!お前」
「………良いよ、ギルマス。怒ると血圧上がるぞ?」
「ジュリ!お前も……少しは歩み寄れよ」
「駄目だよ、ギルマス。こうなるとカイトは動かないし、考えも曲げねぇよ。だからまっ、これが丁度いいタイミングなんじゃねえの?旅に出て半年……か?それだけしか持たないんだから、無理に連れてっても……なぁカイト」
まっ、黙って出て行かれるよりは良いしね。
この町なら安心だしな。
カイトが納得してるなら、俺はそれでいい。
「なんだよ!兄ちゃんが、勝手に決めたんだろ!だったら僕が決めなくても、決まってるじゃないかよ!なんだよ、皆で僕をを除け者にして!」
「カイト…少しは落ち着け」
「煩い!煩い!煩い!皆で僕を責める!」
「落ち着けよ、カイト。だれも、責めてないだろ?お前はどうしたい?と聞いてるだけだ」
「だから好きにすれば!って言ってる」
これは………話しにすら為らない。
「ギルマス……こいつ頼むわ!」
それだけ言うと席を立ち部屋を出ようとした。
すると後ろからカイトに声を掛けられた。
「兄ちゃん、何処行くんだよ?」
「何処ってなぁ………。カイトと話そうとしても話しに為らないからな。出くだけだが?」
「それって、僕を捨てて何処かに行くのか?」
「……捨てはしないが……お前は『好きに』すれば良いだろ?」
「また、僕は捨てられるのか?」
「捨てはしないと言ってるだろ?カイト。お前をこの町に残しては、行くがな?ここには、お前の友達も知り合いも多い。それに、ギルマスがお前の面倒を見てくれる。俺と居るより良いと判断して、俺から頼んだんだよ」
「なんだよ、それ!僕は頼んでない!」
「だったらどうしたいんだ!聞いても『好きにして』としか言わないお前に?何を聞いても、まともな返事が返って来ない人間相手に何を?教えてくれと、話をしようと言っても。お前は一言『勝手にすれば?』としか言わないだろ!」
「なんだよ、それ!僕が全部悪いみたいじゃないかよ!」
ったりまえだろ!お前の所為だ糞が!
と言いたい……言いたいが……我慢だ。
「……くっ!」
俺が堪えてるのを見た、ギルマスが俺に変わってカイトに話し掛ける。
助かるよ!殴っちまう。
「カイトお前、我儘過ぎる。聞いててジュリが気の毒だぞ?落ち着けよ。カイト、お前本当はどうしたい?『勝手に』とか『好きにすれば?』は無しで、どうしたい?話さないと分からないんだぞ?」
「…………」
「黙りか……。ジュリ!どうする?」
「ギルマス頼む。俺は町をぶらついてから、宿に戻るよ」
「そうか?なら預かるが……な!勝手に町から出てくなよ?」
「…………………了解」
「なんだ今の間は!お前勝手に出ていこうと思ったな!」
「アハハ、そんなことしないって!なんかあったら、マーサおばさんの宿に知らせてよ」
「おう、ほら、カイト!兄ちゃんいっちゃうぞ?」
「勝手にどうぞ!ふん」
「お前はまた……」
「いいよ、ギルマス。俺嫌われたみたいだからさっ!じゃ頼むな?」
カイトの事を頼んで……ギルドを出ると、そのまま門を出て空を飛ぶ。
そして、俺はカイトの事を暫く放って置くことにしたい……。
「さて何処に行くかな?レツにレオが遊べる場所探すかな?」
でも、そうは行かないか……少ししたらもどるか……。
はぁ~気が重い。
まあ、カイトの事が未だちゃんと決まって無いからな。
そして、ギルドに顔を出すとギルマスから執務に来いと呼ばれて部屋に入る。
「よう、ギルマス…おはよ……う。なんだカイト居たの?」
「…………」
「お前ら……ちゃんと話せよ。ほら、カイトお前が話さないと、ジュリはこの町出てくぞ?良いのか」
「………別に、行きたければ行けば?好きにしなよ」
「カイト!お前」
「………良いよ、ギルマス。怒ると血圧上がるぞ?」
「ジュリ!お前も……少しは歩み寄れよ」
「駄目だよ、ギルマス。こうなるとカイトは動かないし、考えも曲げねぇよ。だからまっ、これが丁度いいタイミングなんじゃねえの?旅に出て半年……か?それだけしか持たないんだから、無理に連れてっても……なぁカイト」
まっ、黙って出て行かれるよりは良いしね。
この町なら安心だしな。
カイトが納得してるなら、俺はそれでいい。
「なんだよ!兄ちゃんが、勝手に決めたんだろ!だったら僕が決めなくても、決まってるじゃないかよ!なんだよ、皆で僕をを除け者にして!」
「カイト…少しは落ち着け」
「煩い!煩い!煩い!皆で僕を責める!」
「落ち着けよ、カイト。だれも、責めてないだろ?お前はどうしたい?と聞いてるだけだ」
「だから好きにすれば!って言ってる」
これは………話しにすら為らない。
「ギルマス……こいつ頼むわ!」
それだけ言うと席を立ち部屋を出ようとした。
すると後ろからカイトに声を掛けられた。
「兄ちゃん、何処行くんだよ?」
「何処ってなぁ………。カイトと話そうとしても話しに為らないからな。出くだけだが?」
「それって、僕を捨てて何処かに行くのか?」
「……捨てはしないが……お前は『好きに』すれば良いだろ?」
「また、僕は捨てられるのか?」
「捨てはしないと言ってるだろ?カイト。お前をこの町に残しては、行くがな?ここには、お前の友達も知り合いも多い。それに、ギルマスがお前の面倒を見てくれる。俺と居るより良いと判断して、俺から頼んだんだよ」
「なんだよ、それ!僕は頼んでない!」
「だったらどうしたいんだ!聞いても『好きにして』としか言わないお前に?何を聞いても、まともな返事が返って来ない人間相手に何を?教えてくれと、話をしようと言っても。お前は一言『勝手にすれば?』としか言わないだろ!」
「なんだよ、それ!僕が全部悪いみたいじゃないかよ!」
ったりまえだろ!お前の所為だ糞が!
と言いたい……言いたいが……我慢だ。
「……くっ!」
俺が堪えてるのを見た、ギルマスが俺に変わってカイトに話し掛ける。
助かるよ!殴っちまう。
「カイトお前、我儘過ぎる。聞いててジュリが気の毒だぞ?落ち着けよ。カイト、お前本当はどうしたい?『勝手に』とか『好きにすれば?』は無しで、どうしたい?話さないと分からないんだぞ?」
「…………」
「黙りか……。ジュリ!どうする?」
「ギルマス頼む。俺は町をぶらついてから、宿に戻るよ」
「そうか?なら預かるが……な!勝手に町から出てくなよ?」
「…………………了解」
「なんだ今の間は!お前勝手に出ていこうと思ったな!」
「アハハ、そんなことしないって!なんかあったら、マーサおばさんの宿に知らせてよ」
「おう、ほら、カイト!兄ちゃんいっちゃうぞ?」
「勝手にどうぞ!ふん」
「お前はまた……」
「いいよ、ギルマス。俺嫌われたみたいだからさっ!じゃ頼むな?」
カイトの事を頼んで……ギルドを出ると、そのまま門を出て空を飛ぶ。
そして、俺はカイトの事を暫く放って置くことにしたい……。
「さて何処に行くかな?レツにレオが遊べる場所探すかな?」
でも、そうは行かないか……少ししたらもどるか……。
はぁ~気が重い。
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