母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!（泣きついて来ても、助けてやらない）

第4章

第17話 庭を整備しょう。

　翌朝、朝食を終わらせるとカイトが後片付けを勝って出てくれたので、任せる事にした。
　俺は庭に出でると、未だ手付かずの庭の整備を始める。　
　といっても、庭に花壇と小さな畑を作るだけだが。

　後は背が高い木々の剪定と、木を少し増殖するだけだが。

　まずは、門から玄関前で伸びる道の整備から。
　門から玄関までの真っ直ぐに伸びる道に、土魔法で整備しながら石畳を造る。
　それから庭だ、家のリビングから見える庭に花壇と庭木を増殖して小路を造り終了。
　その反対には、畑を作って畝を作り野菜の種を撒いて、道具を置く為の物置小屋を造り作業は終わらせた。

「ふぅ……終わった」

　庭を見渡すと中々良い出来で満足する。

「後は花壇のに花の種を撒くだけだな」

　花壇は、色とりどりの花を植えようか。
　手作業は面倒だからな全部魔法で植えていく事にする。
　所で…この島の気温はどうなの？
　暑い…寒い？温暖な気候だと有難いが、四季も有ると良いなぁなんて思うのは、無理な話しで贅沢な事だな。
　さて、どっちだ？マップを出して島の鑑定って出来るかトライ！
　おお、できた………何々、島の名前はクルルス王国ね。

　ふむ…ここはその沖合いの村。
　それで村の名前がロストル村ね。
　王都はここから離れてるか。
　山の上に城があるんだな、……なんかお山のてっぺんて感じだな。ハハハ訳わからん。
　で、肝心の気候だよ！

　まぁ海に浮かぶ島だから…。

　雨は多い。成る程。
　気温は年間18度～25度前後と……。
　温暖な気候なんだね、住みやすいじゃんか。
　でも四季がないのか。つまらんな。
　まっ、雪が見たければ雪国にいけば良いだけだな。

　よし、なら花もカラフルな花を植えるか。
　南国風にするか？
　それに薬草も育て易いな。
　さっき畑の畝に野菜の種を撒いちゃったなぁ～。失敗した。

　それと庭木だが…断然蜜柑系だね。

　そんなことを考えて植えていけば、あっという間に作業が終わる。
　それから畑だが……、ここはトマトに茄子に、キュウリと、とうもろこしが実るはず。手入れが大変そうだ。
　試しに夏野菜を多くの種を撒いてみたんだよね。
　ま、実験だな。

　よし！庭の整備も終わった、時計を見るとそう時間も経ってない。
　そう言えば…訓練する場所…どうするかな？
　あっ！裏庭にも結構広んだった。
　なら、彼処は訓練場にし方が良いかな。雑草が生えない様に地面固めて、置くくらいでいいかな？

　よし！今度こそ全部出来た！
　そしたら昼飯の支度かな。

　裏庭から家の裏口の扉を開けて、リビングに入ると…誰もいないな。おや？上かな。

　階段に行き下からカイトを呼ぶ。

「カイト！おい、カイトといないのか？」

　すると上からカイトの声がした。

「なに？兄ちゃん」
「下りて来いよ！飯の支度を手伝ってくれ！」
「外終わったの？」
「終わったから呼んでる」
「………分かった今いくよ」

　なに今の間は、カイトまた我が儘か？