母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)

いくみ

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第3章

第26話 下らない、呼び出し

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 翌朝……寝落ちしたジュリは従魔に起こされる。

「「にゃ」ミャーー」
「うお!」
「みゃーー」
「にゃーーー」

 う!顔に乗るなく、苦しい!

「止めくれぇー、下りろーお前達…………」

 二匹を顔から剥がして脇に退ける。

「にゃ!」
「みゃーん」
「お前ら………しつこい。起きる起きるよ!」

 飯だろ…、今やるから……うう眠い……。

「ふぁ~」

 欠伸をして、ベットから下り部屋を出てリビングに向かい中に入る。
 そして、アイテムボックスから猫缶三缶出して皿に分けてから、一匹づつ目の前に皿を出しておく。

「ほれ、食え」
「にゃ」
「ミャー」

 二匹は余程腹が空いて居たのか……凄い勢いで、皿に顔を突っ込んで食べ始めた……。
 ガツガツと二匹の猫?がエサを食べる様を見ながらボーッとする。
 うぅ……まだ眠い…………。

 うとうととしてると、なんか……これは寝る。


◆◇◆◇◆◇



「おはようございます、起きてください!」
「………うぉーー!」

 な、なに?なに?
 回りをキョロキョロとするそして、頭が冴えて来て自分が何処にいるのか……理解した。
 またかよ…………!

「おはようさん。で?」
「おはようございます。樹里さん旅を満喫してますか?」
「してねぇよ!どうせ見てるんだろ?」
「ええ、バッチリと。フフフ」

 面白がってんなよ!こっちは行く所、行く所でトラブルだよ。

「フフフ、それが私達には面白いんですが……ですが流石にね?」
「流石にね?なんだよ」
「哀れで……」

 しくしくと泣き真似をする神さん。
 なにこの神達は………俺切れても良いよな?
 バチは当たらん筈だ!

「ま、まぁ、押さえて、押さえて下さい。からかったのは、お詫びしますから」
「あっそう!で?」
「で?」

「で?」と聞いて、「で?」とオウム返ししてくるとか……あり得ねぇ……。

「…………帰る」
「ま、待ってください!」
「どうせまた、催促だろ?」
「当たりです。前回貰ってないので……女神達が……怒り爆発です」
「ふん!知るかよ」
「あーーー樹里が居るわ。樹里!あんた化粧水出しなさいよ、早く出して頂戴!」
「……なに?その鬼の形相は!そんな顔してたら皺が増えるぜ!女神さん」
「え?し、皺、皺!本当に?」
「本当にだよ!怒るとここに眉間に皺寄るだろ?眉間の皺が跡になるし、目付きが悪くなると目尻の皺も取れねぇぜ?フフフ」
「ひぃ!」

 と、女神が顔を押さえる。
 うけるぅヶヶヶ(笑)

(樹里さん……)
(なんだよ!)
(余り、女神をからかうのは……)
(煩い!お前が悪い!)
(ひ、酷い)

 小声でこそこそと話してると、復活した女神が更に怒る。

「樹里!貴方私を」
「嫌、からかってないぞ?本当だもん」

 そう言ってニヤリと笑ってやる。

「う!」
「樹里さん……そう、意地悪しないで上げて下さいよ~」
「え~、だってさぁ……人からおねだりするくせに?全く俺には何もないとか?図々しい神が居たもんだ!神が人に物をねだるとか、あり得ねぇ~」
「「う!」」
「しかも俺らの行動笑って見てるんだろ?そんな者のために何で俺が、あんたらの言うことだけを、聞かないとならないのか?意味がわかんないなァ~。んじゃ、おやすみ」


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