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第3章

第24話 また名付けか……

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 鞄からレツが出てくるが、その口には新入りの子獅子がぶら下がっていた。

 咥えるレツとゴールドレオンの子供の姿がかわいい、けど結構大人しいのかな?

(てか、ゴールドレオンの子供って、……長いな子獅子でいいか?とりま。なが付くまでだ)

 鞄の中に入ってた時間が長かったから、その間二匹でコミュとれてたのか?

「ま、大人しくしてくれてるなら構わないがな」
「なに?兄ちゃん」
「嫌、何でもない……それより小虎の様子を見たいな、レツ子獅子をこっちに連れて来てくれ」
「……」

 咥えてるから返事が出来ないと……すまん。

 そしてレツが俺の前で咥えて居た子獅子をゆっくりと下ろす。

「ミャ!ミャ!」
「おお、本当に子供なんだ……どれ怪我は治ってるな………」

 抱き上げて怪我の様子を見て再び床に下ろす。

「なら、兄ちゃん。この子の名前考えないとね?」
「うん……何かあるか?」
「…………悩むね?」
「だな………。どうするか」

 むむむ………レオ?
 それは、流石にストレート過ぎか?
 なら………むぅ……てか、性別どっちだ?
子獅子をもう一度抱いて性別を確認する。
「お、男の子ね……なら、名前は………ええい面倒だ!レオ!今日からお前はレオだ!」
「ミャ」
名前をカイトに相談しないで勝手に付けたら子獅子がミャと鳴いて体が光った。

「ああ、兄ちゃん!勝手に付けた!」
「良いだろ面倒なんだからさ。そら、こいつはレオだ。懐くと良いな?カイト」
「ふ、ふん!」
「なら、レツ、レオ飯にするぞ」
「にゃ!」
「ミャ!」
「お~よしよし、俺の言葉が分かるか?レオ……。レツは分かってるだろうが……、レオ飯だぞ食うか?」
「ミャ~ン」

 ……レオから返事が返って来た……。
 取り敢えず、仔猫用のネコ缶出して皿に出してかレオの目の前に出した……食べるかな?

「ミャ………」

 クンクンと皿のキャットフードの匂いを嗅いでるけど……要らないのかな?
 まぁ、良いやそっとしておこう。

「レツご飯だぞ」
「にゃん」

 レツにもネコ缶出して目の前に置く。

「にゃ………にゃゃ……にゃ…………」

 レツは普通に食べてるから、レツの食べる姿を見ればレオも食べるだろうから、放って置くかな。

「兄ちゃん……僕もお腹すいた」
「おっとそうでした……ここに大本命が居たよ……なら飯にするか」
「なに?大本命ってさ!」
「いや、気にするな。ほら手を綺麗にしろよ」
「もう、綺麗にしたよ……」
「そうか、なら俺もクリーン。飯はなにが食べたい?」
「なら、手早くカップ麺とおにぎりで……」
「そう?ならそうするか……?」
カップ麺を二つとコンビニおにぎり4つ二人分を出してポットを出す。
「カイトの好きな味どっちだっけ?」
「どっちも好きだよ……」
「選んで良いぞお湯は、入ってるぞ」
「うんじゃカレー味食べる」
「そうかよなら食っちまおうぜ」
「うん」

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