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第2章

第5話 後処理

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 オチューたちの群れを無事に倒したけど、なにやらカイトがお冠ッポイだがそれを無視ししてカイトに魔石の回収を頼む。

 で、俺は……少し休みたい。

「おし!楽勝。カイト魔石取ってきて」
「了解!」
「気を付けろよ、周りに魔物はいないけどね?」
「分かってる!けど兄ちゃんは」
「俺これの後片付け。それが済んだら少し休憩したい」

 これと言って、枯れたオチューの死骸を摘まんで、カイとに見せる。

「分かった!なら、魔石回収して持ってくよ」
「頼むぞぉ~」

 魔法で穴を掘って燃やさないとな!カイトじゃないがね?
 ゴブリンもそうだがこの植物の魔物も結構厄介だからね。けど根っこ枯らしたから平気かな?
 二度と復活は難しいとは思うが念のためね、燃やす!

 カイトと二人で黙々と魔物の魔石と死骸を集める。
 そして開けた穴に死骸を放り込み燃やす。
 燃やすのは簡単だ、アイテムボックスからマッチを出して燃やせば良いのだから。
 枯れ葉って……火が回るの早いよねぇ~。フフフ!
 シュッと、マッチを擦って火を穴に投げ入れる。火が付いた穴にオチューの残骸を投げ入れるので火柱が立つ!

「おお!すげぇ~」
「ねえ兄ちゃん……?」
「なんだ?」
「凍ったのはどうすんのさっ?」
「え?そのまま投げ入れていいよ?」
「火が消えるけど?」
「あぁ、それなら火魔法で炭だが?」
「…………相変わらず、兄ちゃんって雑……だ。それに凄いよね?」
「そう?」
「うん……僕、落ち込むよ」
「フフフ。後10年だな!」
「何が?」
「俺に追い付くのは?(ごめんな、多分無理だろう)」
「…………酷でぇ」
「さて、カイト君?」
「なに?」
「場所を変えて休憩がてらの昼飯と洒落混むぞ!」
「え?もうそんな時間なの?」
「そうそう、時計を見てごらんよ、君」
「うん……」

 カイトが俺の言った通りに、懐中時計を懐からごそごそと取り出し時間を確認する。

 カイトのあの時計は、あれは去年の誕生日に渡したプレゼントだな。
 今年は、何を挙げたっけかな?

「あ!本当だ。兄ちゃん昼は何にするの?」
「先ずは、ここを離れてから場所決めようぜ?」
「了解」

 完全にオチューの残骸が灰に為ったのを確認して、掘った穴に土を入れて穴を埋めてから出発する。

「カイト、穴は埋まったか?」
「うん完璧だよ!」

「そうか、それじゃ移動するから俺に掴まれれ移動するぞ」
「うん」



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