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第15章
第6話 店舗完成!
しおりを挟むグレンと相談?
いいえ違うわね…そう!雑談をしながら建物を建てて行く私です。
お店はガーデン・カフェ風にしたいので、お店の入口から緑の小路を歩いてお店に入れる様にする。
店の中はカウンター席を4席に、テーブル席を3席を!広さ的に店内はこれが限界。
厨房は水回りと竈と作業台を作って、カウンターにも流し台と作業台を作る。
店内から出ると屋根の下にテーブル席を二席置いた。
それから店内だけど……どうしましょう……。
観葉植物の鉢を数戸を店内に置いて。
それから、テーブル席にはナフキンとシュガーポットを置きカウンター席にも同じに。
それから、壁には桜の花が写る写真フレームを疎らに何枚飾る。
そもそも、私の領地には桜って無いのよね?
ん?何処の国にも無いのかしら?
桜は城と私の屋敷の庭に咲くだけだし。
そういえば、そろそろ桜の花が咲く頃ね?
お花見……皆でしたいわね。
……っと違うわ今はお店はですね。
カウンター脇にはキャッシャーを置いて、後はガラスの保冷ケースも置いた。
これには、お土産用のスイーツを入れて置く用に。
後は、御客様用のトイレね……ここは男女別にして扉の前にはちゃんと、文字とイラストで分かる様にプレートを貼っ店舗部分は修了。
それから2階は……倉庫と、休憩室と私が転移する転移部屋を作って作業は修了!
「ふぅ~出来たわ!フフフ。グレンどうかしら?お庭も店内も、緑とお花で可愛いと思うのよね」
「そうですねぇ、隠れ家のようなお店ですね?」
「そう!そうのよ!いいでしょ?」
「ですがここをお一人で為さるのですか?」
「え? そうよ?」
「……メイドを一人、従業員に当てましょう」
「えぇ!そんなに流行らないだろうから、要らないわよ?儲かるかも分からないもの」
「では、お伺いしますが?」
「なに? グレン」
「何方が、厨房で料理を作るのですか?何方が、カウンターで飲み物を作るですか?何方が、出来た物を運ぶのですか?」
「そ、それは私が独りで……」
「無理ですね。ならば、何方がお代を計算するのですか?」
「それも………。はい………分かりましたわ。でも誰を連れて来るの?接客出来るメイドなんて居ないわよ?」
「………仕方ありせんねぇ。では、暫くは私がお手伝い致します」
「へっ?グレンが?」
「ええ、私が付けば護衛にも為ります」
「そ、それはそうだけど…良いの?」
「構いませんよ?何ならルーズ様にもお手伝いして貰いますか?」
「へ?ルース様は……ほらお勉強も忙しいだろうし?」
「まっ、それは後でですかね?さて、ここが完成したならルース様やモルガン様たちをお呼びしないと?」
「そ、そうね?グレン呼んできてくれない?」
「お嬢様は?」
「私はここに食器とか出したりしてたいわ。まだ小物とかも出してないし」
「承知致しました」
「宜しくね」
グレンを見送ってから、私は厨房に入り調理器具や食器を出して仕舞う。それからカウンターには、グラスやコーヒーカップなど諸々の細かい物をだして仕舞って居ると、グレンがルース様たちと一緒にお店に入って来た。
「パトリシア……ここは?」
「嬢ちゃん…ここはまた小綺麗に為ったもんだな?」
「あ、ルース様にモーリス様!どうですか?結構可愛く出来ましたのよ?」
「パトリシア……凄いですねぇ。少し離れていただけで…お店に為ってる」
「フフフ、可愛いでしょ?」
「まぁ、爺いには入りずらい店ではあるのは確かだな。で、なにをすんだよここで?」
そ、そうか……男の人は入りずらいのかしら?
でもその方が良いのかも知れないわね。
「ここは…お茶と軽食を出すお店ですわ」
「……要は、食いもん屋か?」
「まぁ、そうですわね」
「……まあここらは、人通りも少ないからなぁ~食いもん屋も少ねぇし。食いもん屋は、どうだかなぁ…?酒場なら流行るかも知れねぇが…」
酒場はおっちゃんたちが飲みたいだけなのでは?と、思うのだけれど?
「酒場にはしないわよ?人通りが少ないなら治安も悪く為るもの」
「そ、そうか…それは残念ですだな。嬢ちゃん所の酒は旨いからな」
「そ、そう?なら、後で何本かお礼に置いて行くわね」
「お、売ってくれよ。ウイスキーを頼む」
「了解ですわ!」
「そ、それより…パトリシア?」
「なんですの?ルース様」
「この店は…なにを売る店なのかな?」
「ここは、さっきも言いましたが!カフェにしますわ!王都にもなかったかしら?お茶と甘いものをお客様にだしたり、軽食を出すお店にしたいの」
「…………そ、そうなのですね……」
ん? 何か引っ掛かる事でも?
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