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第14章
第18話 パトリシアと従魔たち。
しおりを挟むルース様と話し合うと決めたからには早い方が良いのかしら?
私はお兄様達と話を終えて、自分の屋敷に戻り自室でルト達を部屋に出してから独り考える。
むぅ……ルースさんと結婚ですか?
それは…お顔はストライク!
性格も穏やかそうよね?
商人だから商売のことは分かってる。
あっ!これ前にも似たような査定をしていなかった?(笑)
上背はお兄様達とそんなに変わらないし。
後は腕前だけれど………まあ商人だしそこは期待は出来ないわね。
後は、気が弱そうよね?仕事の話しと為るとそれに夢中で浮いた話しもしないタイプね。
それに、表に出て話すのは無理そうだわ緊張してなにも出来ない感じよね。
まぁ、ぐいぐい来られても困るし。
私には合ってるのかしら…………?
私も奥手たからお互い様だし、私の話しにもしかしたら乗ってくれるし、アドバイスもしてくれるかしら。
彼は頭ごなしに私の意見を反対はしてこないと思う。
良い話し相手にも為るかしら?でも、ルクス達を見て気絶されても困るのよね。
あら?前に紹介したかしら?
今回は悪巧みをしてる感じでもないし、普通に好いてくれてるだけの話しよね。
それなら悪くはないのかしら?
あ、あら、やだ!私ったらモテてるの?
あら、フフフ。
と独りニヤニヤしていると、ルトが私の側に寄って来て私の顔を小さな前足でムニムニでしてくる。
「フヒャ!フト(ルト)はにふるの?(なにするの?)」
《ええ、だって主がニヤニヤしてるから。なに考えてるんだろうと、おもってさっ?》
(何にも考えてないわよ?それより……私お婿さん貰ってもいいかしら?)
《お婿さん?》
(そう、旦那様よ)
《ん~僕たちと会ってるかな?》
(多分あってるとおもうわよ?あ……このブローチとかくれた人、覚えてないかな?)
ルース様から貰ったアクセサリーをルト達に見せる。
《知らないよ!カイも知らないって!》
(……そうだったかしら?)
《そうだよ?変なの。あっ!僕たち遊んで来るね!》
(ち、ちょっと待って!ルト)
《なぁに?》
『僕たち遊んで来る!』
(まって、お庭で遊んでね?)
《わかったぁ!きしさんたちのところに行ってくるよ!》
『そうだね!ガウェインさんが居るから遊んでもらうよ!』
(そう、なら遊んで貰って来てもいいわね。騎士さん達の邪魔しないようにね?)
『しないよ!くんれんするんだ!』
(訓練?)
『そうそう!くんれん!』
(そ、そうなら、頑張って?あ!ホワイたちは残るんでしょ?)
猫にウサギにリスは無理でしょ?
『ホワイとカイは残るって!』
(リズ達は行くの?)
(リズはセルバスがお気に入りだしね。グランはニルスがすきなんだって)
「へ、へぇ~そうなのね?なら、行っておいで」
ルクス達を外に出してまた私はルース様にとの事を考えるのだった。
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