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第13章
第64話 予定通りですわ。
しおりを挟む朝食が終わり、部屋に戻って着替等の支度をしていれば調度良い時間に為りましたわ。
メイドを追い出したので……チッ支度を頼んでから追い出せば良かったわと、「少し失敗したわ!」と思って居ります。
でも…後悔はしてないわよ?
コホン…、身支度をチャッチャッと終わらせて騎士達と待ち合わせていた、エントランスにグレンと向かいます。
先に待っていた騎士達と、軽く挨拶を交わしてエントランスから移動し城の三階の部屋に着いた。
「はい到着!ここが城の三階に成りますわ」
「「「お、おお…!」」」
「王女様……凄いわ!」
「ええ、流石です!」
「本当に!」
「フフフ、ありがとう?でも、感心している場合ではありません!セルバス副隊長達は、あの扉の外で警護をお願いいたします。後の指示はグレンから聞いてください。そろそろ、お客様のいらっしゃる時間ですから」
「は!畏まりました!」
「では、副隊長と後のお二人はこちらへ私に付いて廊下に出て下さい。説明をしますので、部屋から出てくれますか?」
「「「はい!」」」
私は…部屋で一人に為ったので色々と資料を出していく。
説明するための資料でしょ?
それと紹介したい玩具に料理のレシピ。
それから……あ!お菓子にお茶もサンプルがいるわね。
それと、化粧水のサンプルを出して…。
会話中にメモを取りたいから筆記用具と……。
後は…なにかあったかしら?
まぁ、話の流れで思い出したら出せば良いかしらね?
そう言えば…雑貨屋で見た人形……あれは怖かったわ。
子供用なら、かわいいぬいぐるみよね?
ルース様に聞けばなにか分かるかしら?
フフフ、なんか楽しく為って来たわ!
そんなことを考えながら、ソファーにラベンダーで作ったポプリ入りのクッションを数戸だした。
さぁ、準備万端かしらね?
しばらく待つと約束の時間に為りアレクお兄様がお客様のルース様を連れ部屋に入ってくる。
「シア入るぞ!挨拶は、…いいな?ルース殿をお連れしたが?」
「まぁ、お兄様!お客様に失礼ですわよ?フフフですが、ありがとうございます…お兄様。ルース様ごきげんよう、本日は良くおいで下さいましたわ!さっ、どうぞお座りに為って?今、お茶を御用意するわ。グレンお願い」
「畏まりました」
「パトリシア王女様、本日はお時間を儲けて頂き……」
「そんなに、固く為らないで下さいませ?今日は気楽になさって?」
「で、では、失礼します」
予定通りお兄様が、昨夜三人で話した通りにルース様をこの部屋に案内をしてくださいましたわ。
そして、お兄様は用があるからと仰います。
席を外すと言って居りますので、多分この後お父様の元に行くのでしょう。
「それではなシア、私はこの後用事がある。これで失礼するよ。ルース殿、今日はゆっくりして行かれるがいい。シアの話しは長く為りそうだからな?」
「お兄様!早く行かれた方が宜しいのでは?」
「おっと、そうだったな?ではな、シア、ルース殿。話が纏まるといいな?」
「は、はい!失礼を致します」
あら、座ってたのに…また立ってお兄様に頭を下げてる……。
と、取りあえずお座りに為ってくれないかしら?
………早く話を始めませんこと?
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❇❇❇❇❇❇❇❇❇
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