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第10章
第6話 チビッ子達は癒しですわ
しおりを挟むアレクが、従兄弟に牽制をしている最中にパトリシアは自室に戻りルクス達を呼び出して、遅い夕御飯を皆に食べさせます。
チビ達は、かなりお腹をすかせていたらしく全員が、がつがつとがっついて食べてます。
その様子を見て一言……ごめんなさいね?と謝る。
そして、6匹のチビ達主に私と会話ができる二匹にですが………に攻められてます。
《酷いよね?ボクたちを忘れてさ!》
(忘れてないわよ?唯……あの場所から抜けれなかったよの。ごめんなさいね?なんだが面倒な人達が、来ててね?)
《知ってるよ!見てたもん。ご主人大変そうだね?》
(ルクス~良い子!おいで抱っこしょう!)
《わぁ~い!抱っこ!》
《あぁ~!狡い!ボクだってカイだって、リズモ、ホワイも、グランも皆主を心配事してるんだから!ボクたちも抱っこ!》
(フフフ!ほらおいで。皆で抱っこ)
《《《《わ~い》》》》
(ん~皆良い子)それだけ言ってギュ~っと抱きしめてモフモフする。
あ~私の癒しだわと言いながら、チビッ子達と遊びだす。
リズとグランは未だ子猫なので猫じゃらしで遊び、バタバタと部屋を走り回ります。
拳ぐらいの大きさのボールを出すと、それに向かってじゃれて遊びます。
その際ホワイと、カイは私の膝に乗ってなにやらうとうとしてます。
ルトとルクスもグランたちとじゃれてます。
「フフフ。チビッ子達見てるだけで、気持ちが休まりますわね?」
と、独り言……………。
ん~モフモフ癒しです。
そんなことをしてるとグレンが、ワゴンを押して部屋に入って来ます。
「お嬢様。失礼します。お茶を御持ちしました」
「あら、グレン今まで何処へ?」
「申し訳ありません。こちらへご到着された使用人達に、部屋の案内やら色々と……」
そちらはそちらで、大変だったのね?
「そう、なら仕方ないわね?ルトおいで」
ルトを撫でてると、遊んでいたチビッ子達が側に来ます。あら?遊び疲れたの?
「どうしました?なにか御座いましたか?」
「ええ、少しね?」
「……お聞きしても?」
「話す事でもないわよ?唯ね……叔父様達が変わってると言うだけよ、特に子供達がね?グレンは向かえた使用人達は、大丈夫だったかしら?」
「……はぁ、今回は……別段問題はないかと。前回の様に到着して開口一番!主を優先とかは、言われませんでしたよ?ククク」
「そう?なら大丈夫かしら?でも気を付けてね?叔父様のところの、子供達は……癖が強いわよ?」
伯父様の子供達ですから……いまいち、対応に困るのよ?でも御客様でお迎えしてるから……、多少は強く出ても良いのかしら?
分からない……。
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