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第9章
第20話 隠居を?
しおりを挟む「………まぁ、フフフ。それも良いわね?しばらくは、お顔は見たくないですもの?でも……マクレイン達は違うものね?」
どうしようかしら……と悩む叔母様……。
私的にはどちらでも良いわ。
「ええ、グレース。マクレイン達は父親が、必要ですわよ?未だね」
「まぁ、お姉様の仰る通りだわ。そうね?それでしたらそうしょうかしら?体裁もありますものね、?フフフ。貴方それで宜しくて?!」
「ま、まて!待ってくれ、あの広い屋敷に私一人かい?」
「当然では?何ならポールを付けますわよ?」
「そ、そんな……。パトリシア!悪かった!もう二度と君を利用しょうとは考えない。誓うよ!すまなかった。許しくれないかい?」
ん~そこで私に詫びを入れるの?それなら……。
「それならもう私を見張る様な事は、しないで下さいませ?。それからお父様を、焚き付けないで下さいな。叔父様もちゃんとお仕事をすれば、優秀なのでしょうから?お仕事って、コツコツするものですわよ?」
知らないけど……。
「わかった!誓うよ、パトリシア。グレース悪かった。君と子供達の事を考えて、先走って仕舞ったのだよ。そしてパトリシアの力を利用しょうとしてしまった。反省してるから屋敷を出ていくなんて、言わないでくれ。あの屋敷はパトリシアからの贈り物なんだから」
贈ったつもりはないですが……?
また、出任せ言ってますねぇ。
「………はぁ~。パトリシアちゃん」
「なんですの?叔母様」
「ごめんなさいね?こんな叔父で……恥ずかしいわ!先ほどの話しは少しの間、保留で良いかしら?」
「私は別に?叔母様が宜しければそれで私は構いませんわ」
「そう、ありがとう。なら私達は屋敷に戻るわね?ほら、貴方!いつまで座ってるのかしら?帰るわよ!お姉様?お詫びはまた後で?フフフ」
「ええ、グレースさん後でね。フフフ」
こ、怖い……なに?お互い笑うところでしたか?
私には分からないわぁ~!
そして叔母様と叔父様が、屋敷に戻って行来ましたわ。残るはお父様とお母様ですわ!
「お母様?」
「何ですか。パトリシア」
「あちらはどうしますの?座ったまま固まってますわよ?」
と言って、お父様を指さした。
「あ、あら!フフフ。どうしましょうか?パトリシア、貴方何か考えはないかしら?」
「えぇ!私ですか?」
そうよと?ニコリとお母様が微笑みますが………。
「そうですわねぇ~?この際ですから、彼方のおじいさん同様で。ご隠居なさっては?」
「まぁ、それは私もになってしまうわね……?」
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「何も……ですって?貴方!それは、先ほどパトリシアを利用しょうとした事を、忘れてそんな事を言ってるのかしら……?パトリシア、貴女の父はどうやらボケてしまった様ね?」
「ええ、嘆かわしいですわね?それに悲しいわ。お母様」
「そうね……本当に。あれでは国を立ち上げても……任せられないでしょうから?ヴァンスに家督を譲って私はゆっくりしょうと思うわ」
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